今回、文化に関して書こうと思ったのは、前に書いた記事「状況判断」と下着ブランド「Kimono」のニュースが繋がったため。
カーダシアンさんは6月に「Kimono Solutionwear」という下着ブランドを発表し、「日本の文化を盗用している」といった批判が寄せられていました。ネットの反対署名は10万人を超える賛同者を集め、京都市も再考を求める文面を送ると発表していました。
これは「文化を盗用した」結果、猛反発にあって見直した、というニュース。
これで思い出したのが、ドルチェ&ガッバーナが上海でのファッションショーの宣伝のために制作した「アジア人女性が箸でピザを突き刺して食べる」動画。
2018.11.29
これは「文化を侮辱した」というニュース。
この続きが気になって見てみた。
2019.1.13
ビジネスは、炎上直後は日本でも返品のリクエストがあったり、売り上げが急落したりしたが、少しずつ落ち着いているとの話もある。ミラノでも、ブティックにはアジア人の姿があり、物々しく物騒な雰囲気はない。ただ大手EC企業ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)などは、今も「ドルチェ&ガッバーナ」の取り扱いを控えている。
「すぐに謝罪」どころか「火に油を注いだ」から後を引いているというニュース。
前の記事の続き。
これに対するコメント数、7/1に見た時は12412。
それがなぜか7/2には12264。
そして7/3には12161に減っていた。
それにしても、これだけのコメント数はここ最近見たことない。
(たぶん1500やと思うけど)ある数を超えたら「コメント数」の色が変わって注目されていることがわかる。
最近見たコメント数は多くてもせいぜい5000。
今回の発言はそれくらい注目されているということ。
その多くが「大阪城にエレベーターは必要ない」という首相に同意する内容やった。
だから記事の題名とは逆の意見。
俺が見た所がたまたまそうやったのかも知れない、ということは付け加えておかなければ。
そのコメントに対する「いいね」の数、つまり首相と同意見の人と、それとは逆の「悪いね」の数をざっくり数えてみた。
いいね:31万7000=約89%
悪いね:3万9000=約11%
約9割の人が「大阪城にエレベータ―は必要ない」という意見に賛成していることがわかった。
その理由は「歴史的な遺産価値がなくなる」という物が多かった。
その中に、「五重塔にもエレベーターを付けますか?」という言葉があった。
建築的・予算的に不可能なのはしょうがない。
多くの人に来てもらう観光の為に復元するのなら、バリアフリーという視点は必要だと思う。
大阪城では予算的にも、建築的にもできた。
そしてバリアフリーを実行した。
それに対して、公の場で国の首相が「大きなミス」という発言はすべきではなかった。
7/2
釈明:自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。
反省:1 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。
2 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。
goo国語辞書より
よって、釈明≠反省。
バリアフリーは世界的な文化だと思う。
それを否定してはいけない。
しかし、多くの日本人は「建物の歴史的価値」>「首相のバリアフリー(文化)に対する発言(思想)」になっている。
「物質」よりも「多くの人を思う心」の方が尊いと思うのだが。
G20でいい仕事をした後だけにもったいないと思った。