あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

無我

お正月に市川海老蔵の番組を見てからアメブロを見るようになった。
毎日すごい更新量。

歌舞伎の裏であったり、私生活であったり、少しの弱音であったり。
それらを見ていると身近に感じられて、親しみがわき、歌舞伎に興味がわいて行ってみたいと思った。

一時は色々あったみたいやけど、やっぱり普通の人ではないね。
かなりの宣伝効果やと思う。

見ているとたまに「アメンバー限定記事」というのが出てきた。
それほど見たいわけでもなかったけど、通しで見るときにそれが出てくると迂回して見ないといけないのでアメンバーに登録した。

多くの人は「その記事を見たいから」登録するんやろう。
ファンを増やす手段としてはいいね。


今回オレが限定にしたのは、どうもこういう話は表に出ることをよしとしない傾向にある。
だからいつもより閉鎖的にしてみた。



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悟り(さとり)は知らなかったことを知ること、気がつくこと、感づくことを言い覚りとも書く。宗教上の悟りは迷妄を去った真理やその取得を言う。
Wikipediaより
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以前お師匠さんから「君はもう悟っている状態」というニュアンスのことを言われた。
それがどういうことなのかよくわからなかったけど、少しして「悟りとは繋がること」という話を聞いて納得した。

色んなことが繋がり、自分に置き換え、次に活かす。
それが悟り。

しかし「まだ浅い」とも言われてる。
お師匠さんは花一輪からでも多くのことを教えてくれる。

それは知識量が多いから。
つまり勉強した量に比例して悟りも深みを増す。

これは少し前に理解できていた。



そして今日、無我がわかった気がした。

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無我(むが)は、仏教用語で、「我」に対する否定を表し、文字通りには「我ならざるもの」という意味である。「我が無い」と「我ではない」(非我)との両方の解釈がなされる。
Wikipediaより
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オレの理解は「なるようにする」
キーワードは「意識」


整体で例えると、

以前リラクゼーションで働いていた時は、ただ筋肉を強く押していた。

勉強がすすんで、体には正しい姿勢があり、疲れ方は様々やけど「傾向」があることがわかった。
その捻れや傾きを正すことをし始めたが、それもまた正しい位置に戻そうと押していた。

可動域や皮膚の柔軟性は人それぞれ違う。
それを理解し、その範囲内で動かしていた。

これらには力の強弱があるように、自我があった。

しかし「なるようにする」が理解できた時、押さなくても動いた。
傍から見ると押しているんやろうけど、オレの意識は押していない。
「正しい位置に戻そうと押していた」に近いけど違う。


「なるようにする」は「なるようになる」という諦めではなく、放任とも少し違う。

「なるように」という正しい位置・姿勢・状態を知っているという知識が必要。
正しい状態とどれだけ違っているかを認識することも必要。
その上で「補助する」

相手の状態にこちらが合わせる。
それは「意識」を自分ではなく相手に合わせるということだと思った。


今朝ちょうど似た体験をしたところやった。
筋トレでバーベルを上げていた時、バーベルを上げようとするのではなく、バーベルが上がるようにしたら疲れ方が変わった。
これも意識を筋肉ではなく、バーベルに持っていった結果。



これは以前にイチローのユーチューブで見ていた。
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イチロー 極秘トレーニングに密着

意識を違うところに持って行きながら体を動かしていくと何かが分散されるんでしょうね。

アナウンス
意識を集中させるのではなく、分散させる。すると疲れが残らない。イチロー独自の理論。

集中させてしまうことによって何かが分泌されなくなる。
なんとなくそう感じる。
別の効果を生み出すような気がする。
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イチローは「意識を外に向けると何かが出る」と考えているみたい。



以前読んだ本も「意識」で説明できそう。
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なぜ、「これ」は健康にいいのか?
著者:小林弘幸

「ゾーン」とは、ごくかんたんにいえば、 「集中力が極限まで高められた状態」です。

浅田真央の場合は、自分の好きな音楽をヘッドホンで聴きながら集中力を高めるという方法をとっていました。
外界を遮断し、自分だけの世界に入り込んでいくことで集中力を高めていく方法です
でも、キム・ヨナのゾーンの入り方は、浅田のそれとは違いました。
キム・ヨナは、浅田が外界を遮断したのとは逆に、観客やチームメイト、周囲の人間に笑顔を見せ、自分の味方にしていくというゾーンの入り方をしています。
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この本では交感神経と副交感神経でいろんなことを説明している。
意識が外か内かで体の中ではそういったことが起こっているんだと思う。

イチローの「出る・出ない」より神経の「緊張と緩和」の方が納得がいく。
意識を自分に集中させすぎると、交感神経が過緊張になり、体がうまく動かない。
逆に外に向けると副交感神経が高まりリラックスした状態を作り出せるのではないか。

筋肉には柔軟性が必要。
固すぎるのはよくない。



33回目の優勝をかけた白鵬

白鵬は「見えない力はあると思う」と言っていた。

それと「後の先(ごのせん)を極めて優勝したら土俵を降りてもいい」とも言っていた。
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白鵬双葉山流「後の先」の立ち合い試す
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これも「意識」やさっきの「ゾーン」と関係がありそう。

おそらく後の先ができる人は相当の訓練をした人だけのはず。
そして決まる時は何も考えていないはず。考えてから行動したのでは遅れる。
だから「なるようにする」=無我。



しかし、ただ無我になればいいというものではない。
そのいい例が「デスクワークの人の肩こり」

パソコンを長時間使う人は、意識をずっとパソコンに向けているから気づいた時には体がカチカチ。
集中力のなせる技やけど、スポーツ選手と違うのは「正しい姿勢ではない」ということ。


スポーツ選手は同じ動作を繰り返し極限まで無駄を省いて最善な動き(姿勢)を体に覚えさせる。

しかしデスクワークで肩こりになる人の多くは猫背であったり、手を前に出しっぱなしであったり、正しい姿勢とは離れてしまう。

無我になると体はいつも以上の力を発揮できる、
というより疲れを感じなくなって無理ができるということかな。
火事場のバカ力のような。

だから、無我になる時は、自分が正しい状態である必要がある。



最近、家のいらないものを捨てまくってる。

10、11、12月そして明日の粗大ゴミ。
4ヶ月間、毎月玄関がいっぱいになるくらいのゴミを出してる。

要るのか要らないのか。
ここに要るのか、押入れに仕舞えるのか。
などを考えるとどんどん減らせた。

そのきっかけは去年テトが死んだのもあるし、お客さんから風水を教えてもらったことも関係ある。
家の中にスペースを作るとそこに幸せがやってくるそうな。


それもあってか今回のひらめきはここ数年の集大成になった。


たぶん、段階的に体験してきたから文字として書いて理解できるけど1年前に見ても理解できてないと思う。

実際、整体の先生からは「自分でやろうとすると失敗する」とか、
「無我でするんです」とか「体が勝手に動く」とかを聞いていたけどわからなかった。
 
無我とは意識を外にした状態=相手の立場になって考える。

手技に役立つと信じて日々是修行。