あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

自律神経-1 「交感神経と副交感神経」


なぜか雨の日にクシャミが出ることが多かった。
花粉であれば、雨が降っている時は落ち着くはずなのに、
雨の日だけクシャミを連発する事が何回かあった。

そこで調べてみたら、自律神経が関わっていそう。
ここ最近本やテレビでもよくやってるからまとめてみた。
 
量が多くなったから3回に分ける。
始めは「自律神経とは」
 
交感神経と副交感神経の2つの神経系からなっている
 


 
交感神経「エネルギー活性化・活動状態」

交感神経は活動にかかわる神経であり、エネルギーを消費させる働きを持っていて、主に日中の活動時に優位に働いている。

「交感神経の特徴」
・血圧、血糖、心拍上昇
・精神の興奮、高揚、不眠、意欲の向上
・分泌、排泄機能の抑制、痛みの鈍化
・気管支、拡張
・抹消血管収縮、手足冷感、筋肉は硬く緊張した状態
・瞳孔、開く

心臓の拍動や血圧、体温などを上げ、運動などをスムーズに行えるような体勢に調整。
アドレナリンが分泌され外からの刺激に対して敏感になる、長時間続くとイライラしたり、感情が不安定になりやすくなる。




副交感神経「エネルギー蓄積」

副交感神経は、リラックスする為の神経であり、緊張した身体を休めて疲れを解消したり、修復したりする。

「副交感神経の特徴」
・血圧、血糖、心拍低下
疲労感が出やすい、意欲低下
・分泌、排泄機能活性化
・気管支、収縮
・食欲増加、消化吸収促進
・心身のリラックス状態
・瞳孔、収縮

筋肉の緊張がゆるむため、血管(リンパ管)が拡張して循環が良くなるから、
筋肉の間に溜まった疲労物質や新陳代謝によって生まれた老廃物の排出がスムーズに行われる。

・食後に安静にするのが良いのは消化をスムーズに行うため。
疲労やストレスがあると、つい何か食べたくなるのは、体が休みたいという信号。
・ご飯食べる(胃が動く)→副交感神経が働き→眠たい→手足の毛細血管が拡張→手足の先まで体温が運ばれる→手足が暖かく感じる
 


 
気温が高くなれば汗が出て体温を下げる。
寒くなると鳥肌が立って体温を上げる。
自律神経が気温の変化に対応して体温調節を行っている。
 
気温の急激な変化は、交感神経と副交感神経とが、めまぐるしく切り替わる。
この切り替えによって体の安定性が損なわれ、体調が崩れる。
 



免疫革命
安保徹

白血球は基本はマクロファージという形をしているが、進化して細菌を処理する顆粒球、
免疫をつかさどるリンパ球が生まれた。
これらの白血球が自律神経に支配されているために、自律神経のバランスの乱れが、
感染症だけでなくすべての病気が起こったり治ったりする過程に関わってくる。

例えば、強いストレスを受けたり頑張り過ぎると交感神経が興奮して顆粒球増多になって組織破壊の病気が起こるし、
のんびりリラックスしすぎると副交感神経が過剰優位になってリンパ球増加でアレルギー性の病気が起きる。

交感神経が優位になると顆粒球が増え、
副交感神経が優位になるとリンパ球が増える。

人間の体は冬は交感神経が優位になりやすく、
夏は副交感神経が優位になりやすい

高気圧は交感神経を緊張させ、
低気圧は副交感神経を活性化させる
 



交感神経と副交感神経のバランスは重要で、
一番辛くなるのは気圧の変化。とのこと。