あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

向上

向上
よりよい方向、すぐれた状態に向かうこと。進歩。
goo辞書より



アンケートを作ってみた。

内容は「接客・手技・匂い・温度・音楽・料金」について、
「よかった・普通・不満」などを2択や3択で選んでもらう物にしてみた。

出来上がって印刷した物を見て考えた。
このアンケートをとる必要があるかどうか。


アンケートの目的は、不満の声を拾って改善すること。
直接は言いにくいやろうから無記名のアンケートで書いてもらおうというのが狙いやった。

しかしこれらの項目は、不満が出てきても変えにくい物もある。


そこで必要かどうかを再度考えてみた。

「繁盛しているお店はアンケートは取ってないよな」からスタート。

より上にいくためには大切なのかも知れないが「アンケートを取ったから繁盛した」という話はあまり聞いたことがない。

もちろん、妖怪ウォッチみたいに「ニーズを聞いてそれを元に作り出す」ってのは大切なんやろうけど。

お客さんに摺り寄せていくと平凡なサービスができそうな気がした。
それよりもこちらが提供するサービスがお客様に喜んでもらえるかどうかの勝負なのではないか。



まず思い出したのが一番始めに働かせてもらった接骨院

2割大好きな人がいてくれたら、
2割大嫌いな人がいてもしょうがない、という考え方やった。

2割の嫌いを切ってでも、2割の大好きな人に来てもらう。
結果2割の大好きな人は熱烈なファンになり通ってくれていた。

普通のサービスでは結果も普通。
イヤ埋もれる可能性もある。



次に思い出したのが2ヶ所目のリラクゼーション店。
お客様に感動を提供することを目的としていた。

感動を提供できるくらいの接客を身に付けるため「サービス」を勉強してお客様第一で動いていた。
結果、値下げをしてからやけど伸びだした。

アンケートをとって全ての要望に応えていけば、多くの人に満足はしてもらえるやろう。
でも感動まで行くかどうか。



以前から気になっていたのはフェラーリ創業者の考え方。
フェラーリの社訓は「需要より1台少なく作れ」らしい。


それにこんなサイトもあった。
・・・・・・・
飢餓と枯渇を醸成していくことがエモーションを刺激する
・・・・・・・

「ブランド戦略をするなら枯渇が必要だ」と別の所でも見た。

どれも「素晴らしい商品」があってこそやろうけど。



他のお店で整体やリラクゼーションを受けたとき、うまい人だと「もう少し受けたい」と思った。
驚くほどうまい人のところは「また行きたい」と思った。

万人向けを目指すのではなく、大嫌いと言う人がでるくらい極端なサービスをして
受け入れられれば「他にはないサービス」が出来上がる。

どちらにせよ普通ではダメなんだと思った。
そこでアンケートに戻った。

お客様にお伺いをたてるようなアンケートは必要ない。



「他にはない」でいくならやはり気功。

そこで気功体操のアンケートにしようと思った。
ちょうど去年末にお師匠さんから免状を頂いた気功体操教室を開こうと考えていた時やった。


教室は「いつにしよう」と考えていた。
事前にアンケートを取れば「何曜日ならよかったのに」という意見を先に聞けるし、
アンケートを貼り出すことにより宣伝にもなる。

開始の日時を掲載することにより自分に葉っぱをかけることにもなる。

だからアンケートの使い方はこっちの方がいいと思った。



手技は気功を取り入れているから弱めに押してる。
この時点でおそらく極端な手技やと思う。

弱めがいいという方は2割くらい。
「もっと強く」という方は1割ちょっと。
一応説明はしてるけど、弱いから効いた気がしないと思っている人はもっといるやろう。

だから極端なサービスは既にしている。

他では治らなかったのに当店で改善がみられた人は喜んでくれているやろう。

枯渇はオレの性に合わない。
オレが受けたときケチ臭いと思ったようなサービスはしないと決めていた。

だから接客や手技に関しては自信を持って貫くことにした。
現状に満足はせず。