小さい頃から、正直者がバカをみるような社会であってはならないと思っている。
ただ「そこまで言う必要があるのか?」と思うことがちょくちょくある。
「本日はラブライブ2期の8話~最終話を観るために早仕舞いいたします(今日がDVD返却日なんです)。また11月26日(火)から宜しくお願いします」
こう書いて、「正直者」「逆に行きたい」と絶賛され話題になった整体屋があった。
これはいい方向に転んだからよかった。
しかし、前にも書いた「美容室兼アトリエ」という看板を出しているお店。
少し前に通った時「腱鞘炎のため手を休めながらしています。ナンチャラカンチャラ」みたいなことが書いていた。
そんなこと書かれたら気を使って行けなくなる。
そういった意味で自分は「体調不良のため休みます」も書きたくない。
飲食店が「店主が体調不良のため休みます」ならまだわかる。
でも整体師が体調不良って、「自分の体の管理もできていない人にみて欲しくない」そう思う人がいるかもしれない。
だから嘘をつく訳ではないけど、わざわざ表現しない方がいいこともあると思う。
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話は変わるが、さっきの「腱鞘炎のため・・・・・・」と長々書いていた、で思い出した。
お客さんは文章が長い看板は読まないらしい。
前に言われた。
簡潔に書く必要がある。
休日を書く時も「×日は休みます。〇日から営業します」と書くとややこしいらしい。
休みを伝えたいなら休みの日だけ書かないとごっちゃになるらしい。
看板に関して、知人の整体屋がオープンした時も学んだ。
その知人は別の知人にお店の名前のデザインを頼んだそうな。
筆で書いた、格好いいのができていた。
それを名刺やチラシに使ったまではよかった。
でもその文字を看板にも使っていた。
俺はその看板を少し離れた所から写真に撮って、知人に見せて言った。
「デザインは格好いいけど、何て書いてあるかわかりません。意味が伝わらなければ看板としては意味がありません」
完成してから言ってもしょうがなかったから、代案を2~3提案したら採用してくれた。
長い文章や格好いい字体もいいけど、伝えたいことが伝わるかどうかが大切。
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今は自分に無理をしてしている部分が体調に現れやすい時らしい。
「イヤやけど仕事やからする」
「言いたいことはあるけど言い争うのがイヤやから黙る」
そういった無理をしている部分が多いほど体調不良になりやすいらしい。
だから我慢するより自分に正直になる必要がある。
伝えたいことがあるなら、相手に伝わる言葉と言い方で。
人にも自分にも正直でいる。
それが今の時代に大切なこと。