前々回の記事で俺は「目線」と書き、大江さんは「視点」という言葉を使っていた。
違いをネットで調べると、そういえば「視線」も似たような物。
そこで「目線」と「視線」と「視点」の違い。
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goo国語辞書より
め‐せん【目線】
1 《映画・演劇などで用いる語から》視線のこと。「目線が合う」「目線をそらす」「カメラ目線」
2 その立場における、ものの考え方やとらえ方。「消費者の目線から情報を発信する」「国民目線」「子供目線」「上から目線」
3 写真の中の人物を特定しにくくするために、目の部分を覆い隠すように加工した、帯状の線やぼかし。
し‐せん【視線】
1 目の向き。目で見ている方向。「視線が合う」「視線をそらす」
2 目の中心と、見ている対象とを結ぶ線。視軸(しじく)。
3 他人を、また、他人が見る目付き。ある気持ちの表れた目付き。「世間の視線が気になる」「気の毒そうな視線」
し‐てん【視点】
1 視線の注がれるところ。
2 物事を見たり考えたりする立場。観点。「視点を変えて考える」「相手の視点に立つ」
3 透視図法で、画像と直角に交わる仮定の一点。対象を眺める位置。
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どうやら元が「視線」で「目線」は業界用語みたい。
俺なりにまとめ。
目線と視線は「線」だけに1次元。目から対象までの途中も含めるのに対して、
視点は「点」やから0次元。「ところ」を意味する。
目線と視点は「立場」という意味を含めるが、視線には書いてない。
ここら辺の微妙な違いが、言い分けるポイントになるんやろう。
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違いで言えば「LookとSeeとWatch」
これはこのサイトから。
Lookは、「視線を向けて見る」という意味で、何かを意識的に見る際に使います。
Seeは、「自然に自分の視界に入るものを見る」場合に使います。
Watchは、「動いているものを」じっと注意して見るときに使う表現です。
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前回の「人志松本のすべらない話」で古舘伊知郎が、松本人志から「ごと」と「おき」の違いを聞かれた、という話をしていた。
番組内では「答えがないのが答え」という感じで終わっていたけど気になったから調べた。
するとこのサイトには答えが書いてあった。
①「秒・分・時間」+「~ごとに/~おきに」は同じ意味として使っている。
②「日・週間・月・年」+「~ごとに/~おきに」は違う意味として使っている。
こう言われればそんな気もするし、これも違うと言われればそんな気もする。
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Facebookは閉じていて、「狭く深く」
Twitterは開けている、「広く浅く」
Twitterが駅前のガヤガヤした雑踏なら、Facebookは紳士淑女がゆったりと会話を楽しむサロン
これはなるほどそんな気がする。
この内容は、この記事に書いてあった。
記事には他にもこんなことが書いてあった。
総務省が発表した情報通信白書の平成29年版の特集に、「主なSNSの利用率(2016年 全体・性年代別)」というありがたいデータがあって、これによればFacebookの利用率は、
10代…18.6%
20代…54.8%
30代…51.7%
40代…34.5%
50代…23.5%
60代…10.6%
俺が
フェイスブックには「おじさん、おばさんしかいない」
という題名を見て納得したのは、
Facebookは閉じていて、「狭く深く」
という特性があったからみたい。
井の中の蛙状態やね。
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「違い」に関連して、
今朝のラジオで作家の冲方丁が、安倍晋三首相が「ビューティフルハーモニー」という言葉を使ったことについてしゃべっていた。
ユニゾンとは同調を強いることであり、ハーモニーとはそれぞれが個性を活かしたまま調和する、みたいな話をしていた。
みんな違ってみんないいということやろう。
言葉も正しく使った方がいいけど、人の間違いは正すのではなく楽しむ。
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最後は「違い」というワードが入った小話を、これまた今朝の読売新聞 編集手帳より
海での距離は「海里(マイル)」という単位を使う。
そして、陸上の1マイルと海上の1マイルの違いの話のあとに小話が載っていた。
「マイルとカイリはどうちがうの?」
「そんなの簡単ではないか。マイルは行くとき、つまり参るときに使い、カイリは帰るときに使うのだよ」