あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

氣のせい

「店に入った瞬間、体が軽くなる」というお客さんがいる。
他にも「どこが痛いですか?」と聞いた時「ここに来るといつも痛いのがなくなるからわからない」と言った人もいた。

これは俺のお店が「いい氣」で満たされているから、かも知れないし気のせいでプラシーボ効果かも知れない。

プラシーボ(偽薬)効果とは、
偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う。
Wikipediaより

「信じる」ことによって体が治る。
それくらい人間の潜在能力はすごいということ。



仮にプラシーボ効果だとしよう。
それを意図して引き出せたらどれだけ素晴らしいか。
その為には「当店に来たら体が楽になった」と、お客さんに感動してもらうことが必要だと思う。

その為には、結果を出すことが必要。
一度で結果が出せない時は「あと何回くらい、どういうことをしていけば」という論理的な説明によって信頼・納得・安心を持ってもらう努力が必要だと思う。



不思議な力で治す人もいる。
それで治れば「この先生すごい」となる。

でも、不調になった原因を本人さんが改善しなければ再発の可能性は高い。
それを繰り返せば、不思議な力も効かなくなっていっていずれ、自力が必要な時期が来る。

それなら初めから「本人さんの努力も必要です」と説明して、改善に向けて一緒に努力していくことが一番の近道なのでは。

だから師匠は今の教え方をしているんだと思った。



「お店に来ただけで体が楽になる」そんな信頼関係が築けている人は少ないけどいる。
そんな人を増やせるように努力していくのは自分がすべきこと。

しかし、病気を本当に治そうと思ったら本人さんの努力も必要。
それを責任転嫁という形でなく、相手に理解してもらえるような形で話をするのも、自分がすべき努力。

結局、お客さんの体が楽になれるかどうかは、俺の人間力にかかっている。
と、思えば人のせいにせずに済む。
と、自分に言い聞かす。