あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

高齢者

東洋経済オンライン
「痛みのない世界へ連れて行きたかった」

41歳の女性が脊柱管狭窄症で痛がる母親の首を絞めて殺害。
加害者の娘と俺は同い年。
被害者の母親は俺のオカンより2歳下。

「他人事ではない」そんなことを考えながらこの記事を読んでいた時ふと、最近高齢者の言動が気になっていたことを思い出した。



いくつかの会議室や研修室がある建物の一角でコピーをしていた。
そこにお爺さんが来て、俺が使っている横のコピー機を使おうとした。

でも使い方がわからなかったらしく諦めた。
そして威嚇するように俺のすぐ横で待機し出した。

俺が2~3歩離れた机にコピー用紙を置いた途端にコピー機を使おうとした。
ちょうど終わったところとは言え、まだ俺のお金が入っているのに。
俺が声をかけても動かない。
俺は避けるようにコピー機からお金を出した。

待てない。



ユ〇クロ店内。
いきなりパーンと大きな音がした。
お爺さんがお婆さんを呼ぶために手を打っていた。
大きな声で「どこ行くんや!こっちや!」

自分の思い通りにいかないことにすぐに腹を立てる。



朝のごみ捨て。
俺はいつもどおり、決められた曜日に、決められた場所に、決められたゴミを、決められた方法で出しに行った。
そこにお爺さんがいた。
ゴミの真横でゴミの方を向いて立っていた。

そのお爺さんが邪魔でプラスティックを捨ててからお爺さんを避けるように動いてから缶を捨てた。
そしてバイクを発進させようとしたら「ちょっと」と呼ばれた。
お爺さん「これビンちゃいます?」
俺「缶ですよ。どうぞ調べてください」
お爺さん「オタクどこの人?」
俺は名前と住所を地番まで言った。
するとお爺さんは「〇〇さんの・・・」
俺「隣です」
俺は「失礼ですけど」と尋ねた。
するとお爺さん「〇〇です」
俺「どこの方ですか?」
お爺さん「〇〇4丁目です」
俺「4丁目の?」と聞くと
お爺さん「いや、私、ゴミの当番で。〇〇(近くの大きな会社)に行く人がたまにゴミを捨てていくもので」
俺「そうでしたか。ご苦労さまです」
お爺さん「いやどうも」

お爺さんが俺を知らないということは俺もお爺さんを知らない。
知らない人にいきなりイチャもんつけられたらどんな反応になるのかがわからない。

自分がされて嫌なことでも、自分が人にするのは気にしない。



お店に初めての人から電話がかかってきた。
声の感じでは60歳は越えてそうなお婆さん。

その電話で質問するでもなく、今までどこに行ったなどをしゃべり続けた。
こちらが割り込む隙間もないほど一方的に。

その時お店にお客さんがいなかったからいいけど、いたらお客さんを待たせることになって迷惑。
質問なら質問、予約なら予約をして欲しいがそれがわからない。



家に入ってた広報誌を思い出した。
交通事故は高齢者が多かったな。
加害者やったかな?と思って見なおしたら被害者やった。

・・・・・・・
兵庫県広報誌 県民だより12月号
クイズ
歩行中の交通事故死が最も多いのはどの時間帯?
①朝の通勤・通学時間帯
②夕暮れ時の帰宅時間帯
③完全に日が落ちた夜の時間帯

その答えが知りたくて読んだ記事に書いていた。

平成29年に県内で歩行中に交通事故死した53人のうち
81%が高齢者。被害者の多くが65歳以上の高齢者。

高齢者の84%が横断中に事故。

40%が17時~20時に事故。
・・・・・・・
とのことやった。

そこで考えた。
なぜ被害者に高齢者が多いのか?
加害者に高齢者が多いなら、理由はなんとなくわかる。

その時、以前に起きた危なかった場面を思い出した。

俺が車で走っているとき、車の左前をおばさんが同じ方向に自転車で走っていた。
そのおばさんが後ろを確認することなく右車線に渡り始めた。
つまり俺の車の真ん前にいきなり飛び出てきた。
危うく当たるとこやった。

そういうことがあって、しばらく後。
お店に首が痛いお客さんが来た。
後ろどころか、左右も向けないと。
左右に向けないから、危ないとは思ってるけど、自転車に乗ってる時、後ろを見ずに反対側に行くことがある。と…。

それを聞いて、以前に体験した危ないおばさんの心境が理解できた。
けど、なんとも身勝手。


被害者に高齢者が多いのはもしかしたら、そういった交通ルールを無視した結果、なのではないやろうか。
もちろん悪いのは車側。
でも痛い目を見るのは被害者。

歩行者だから(自転車だから)車が避けて当たり前。
と思っているとしたら危険。

昔は「子供を見たら赤信号と思え」と教えられた。
今は高齢者の方が危ない。
理由はどうあれ注意しよ。



平均寿命の推移と将来推計
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内閣府より

1950年(68年前)の平均寿命。
男性58.0歳、女性61.5歳。

大切なのは起きた出来事をどう捉えるか。

個人の問題だ、と考えるか、
高齢化社会の問題だ、と考えるか、
どうすればこれらの問題を解決できるか、と考えるかは自分次第。