あっ草花

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嫌われる勇気 本

嫌われる勇気
岸見 一郎/古賀 史健

累計発行部数、2018年5月時点で176万部らしい。

対話形式。
この方がわかりやすいから、やろうか。
よく売れた本。

俺は岸見さん一人で書いた「アドラー心理学入門」の方が好き。
ただ「嫌われる勇気」の方が内容は濃かった。

ちょっと強引なところがあるけど面白かった。
「強引」をよく表している文章があった。

いや、理屈は、理屈ではわかります。理性の頭では納得できます!
しかし、そんな横暴な議論には感情が追いつきません!



アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてのなんの影響もない」

アドラーは「優越性の追求も劣等感も病気ではなく、健康で正常な努力と成長への刺激である」と語っています。
劣等コンプレックスとは、自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のこと

「成功できない」のではなく、「成功したくない」
ライフスタイルを変える”勇気”を持ち合わせていない。
多少の不満や不自由があったとしても、いまのままでいたほうが楽なのです。

行動面の目標は「自立すること」と「社会と調和して暮らせること」の2つ。
そしてこの行動を支える心理面の目標が「わたしには能力がある」という意識、それから「人々はわたしの仲間である」という意識です。

アドラー心理学とは、他者を変えるための心理学ではなく、自分が変わるための心理学です。

目的論の立場に立って、自らの人生を、自らのライフスタイルを、自分の手で選ぶのです。
われわれには、その力があります。

ニーバーの祈り
Wikipediaとはちょっと違う訳。
「神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」

この本でも出てきた。
「いま、ここ」
この本が火付け役なのか?


面白かったのが、古賀 史健さんが「アドラー心理学入門」を読んでアドラー心理学にはまり、他の本を読み漁ったけど「アドラー心理学入門」だけが面白かったらしい。

それをソクラテスプラトンの関係で説明してた。
ソクラテスの哲学は本人の著作は残されておらすプラトンの著作によるもの。

だからアドラーソクラテスとするなら岸見 一郎さんがプラトンだと。
そして岸見 一郎さんをソクラテスとした時のプラトンに古賀 史健さんがなる、と書いていた。

それぞれの味が加わって進化していくんやろう。