あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

対話と説得


前回の記事「対話」の最後にコボちゃんの話をつけたかった
でもこれは対話なのか説得なのか違いがわからなくなったから分けることにした


・・・・・・・


11/23 コボちゃん 13707

1コマ目 お母さんがゴミを袋に詰めている絵
2コマ目 お爺さんがお母さんに向かって「けっこうな量のプラスティックごみだなー」
3コマ目 お爺さん「もっとへらすことはできないのか」
4コマ目 お母さん「たいへんなお店のテイクアウトをけっこう買ってるの」、お爺さん「あーそれはいいね」


・・・・・・・


プラスティックごみが増えていることだけ見るとよくない現象
でもコロナで大変な人を助けているとわかると納得する
二つの社会情勢が4コマで見事に表現されている


お母さんの返しは説得か対話か?
事情を説明して納得してもらう、これは説得かな?


説得:よく話して、相手に納得させること。
goo国語辞書


そこで説得と対話の違いを考えた


・・・・・・・


始めは相手の理解度の違いかと思った
相手に理解してもらうための話は説得
相手に納得してもらうのが対話
そこでそれぞれの意味を調べた


理解:
1 物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。
2 他人の気持ちや立場を察すること。

納得:他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること。
goo国語辞書


ここで何となく、理解は頭、納得は胸の気がした
この時以前師匠から聞いた話を思い出した


頭、表面意識
胸、潜在意識
腹、深層意識


これを思い出して「腹まで落ちると?」と考えると共感が出てきた


共感:他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。
goo国語辞書


相手の頭に理解してもらう話し方が会話
胸まで納得してもらうのが対話
では、腹まで落ちて共感を得るような話し方は?
と考えると共鳴が出てきた


共鳴:
1 振動体が、その固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する現象。振動数の等しい二つの音叉 (おんさ) の一方を鳴らせば、他方も激しく鳴りはじめるなど。電気振動のときには共振ということが多い。
2 分子の構造が、一つの化学構造式で表せず、二つ以上の式の重ね合わせとして表される状態。
3 他人の考えや行動などに心から同感すること。
goo国語辞書


・・・・・・・


まとめると
頭の表面意識に語りかけて理解してもらうのが説得
胸の潜在意識に語りかけて納得してもらうのが対話
腹の深層意識に語りかけて共感してもらうのが共鳴


なんかそれっぽいのができた
と思ったけど、コボちゃんに戻ると全然繋がらなかった
それに共鳴のところとか色々しっくりこない


・・・・・・・


そこで、相手(この場合お爺さん)が返事をどう返したかで考えた
説得なら「わかりました」や「わかりません」とか「はい」や「いいえ」になるやろう
でもお爺さんは感想を言っている
ということは対話やろう


だから説得と対話の違いはピッチングかキャッチボールか
つまり「どっちかがメイン」になるか「立場が対等」かやろう


説明や説得がピッチング
会話や対話がキャッチボール
尼〇市のおばちゃん達の会話はドッチボール


だからこれは対話
これでしっくりきた