あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

暑さ寒さと免疫

20203年3月18日講演会


暑さ寒さに耐える体とは?


頚動脈小体(頚動脈球)が温度を感知している
頚動脈の分岐部にある、米粒大の末梢化学受容器


頚動脈小体の役割
血中の酸素(O2)および二酸化炭素(CO2)の分圧(濃度)を検知し、またpHや温度の変化にも敏感で、呼吸調節システムの一部をなす。


寒いと交感神経が優位になり、毛細血管は細くなる
血液を大量に流すと体温が逃げるから


暑いと副交感神経が優位になり、毛細血管は太くなる
体温を逃がすため


これだけならエネルギーロスは少ない
他の仕事(免疫)で時間を取られる(余分なエネルギーを使っている)から暑さ寒さで体が疲れる
だから免疫がちゃんとできていたら少々暑かろうが寒かろうが耐えられる


これは人生も同じ
夢を叶えたいエネルギーよりも心の中のマイナスエネルギーの処理に時間がかかっているから夢が実現しない


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免疫


敵が入ってきたら一番初めに反応するのがマクロファージ
バイ菌とかウイルスをとにかく食べる
食べて「不味かった」とか「死にそうになった」を他の白血球に伝える


この情報はまず顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)に伝わる
亜鉛を摂ると好中球(免疫)が増える


白血球(免疫細胞)
・単球→樹状細胞やマクロファージ、ランゲルハンス細胞へと分化(成長)する
・顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)
・リンパ球(B細胞・T細胞・NK細胞)


顆粒球が細菌をやっつける
顆粒球が無理な時、次にリンパ球の登場
リンパ球はウイルスをやっつける


寒い→交感神経が優位→顆粒球が増える→細菌をやっつける
暑い→副交感神経が優位→リンパ球が増える→ウイルスをやっつける


副交感神経の中枢、延髄と仙骨を温めるといい


菌は遠赤外線(1~10μm)でやっつけられる
ウイルスは紫外線(0.02~0.3μm)(近紫外線300nm以上、遠紫外線200nm以下)でやっつけられる
又は紫色LED(目に悪い)


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ストレスを感じた時に、
「このストレスによって将来いいことがある」と思ったら副交感神経が優位になる


「これでよくなる」と考える(プラス思考)→副交感神経が優位になって→セロトニンドーパミンが出る
悲観する(マイナス思考)→交感神経が優位になって→コルチゾールが出る


セロトニン】「幸せホルモン」
体のリズムを整えたり、ホルモンと同じような働きをしたり、睡眠の状態にも関係
体温の調整や痛みの認知、食欲の制御や消化・吸収
80%は腸にある「腸管細胞」でつくられている


ドーパミン
運動調節、ホルモン調節、学習といった行動の制御に関わる


コルチゾール】「ストレスホルモン」
免疫系・中枢神経系・代謝系など、身体のさまざまな機能に影響
長期的なストレスにさらされることによるコルチゾールの分泌過多は脳の海馬を委縮させる
うつ病患者のコルチゾール値が高い


ドーパミン:欲しいという気持ちで出る
オキシトシン:可愛いという気持ちで出る
セロトニン:できるという気持ちで出る