あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

整体の目的


整体の目的は神経を正常化し、血液とリンパの流れをよくすること。

そのために、過敏になりすぎている神経は落ち着かせる。
元気の無い神経は活性化させる。

そして、血液とリンパの流れをよくするためのことをする。



動脈の流れを改善するには、静脈で血液が帰ってこないと送れない。
リンパも同じ、だからリンパマッサージによって血液とリンパを心臓に向かって送る手技はよい。


動脈は心臓のポンプによって送られる。
静脈とリンパは筋肉が動くことによって、弁から弁へ血液及びリンパ液が移動していく。
だから筋肉のコリをほぐして筋肉を動かすことも血流の改善につながりいい。


筋肉(腱)は骨についている。
片側の筋肉が異常に収縮することによって、骨が回転し又はずれ、姿勢が崩れたのであれば、
骨を正しい位置に戻すことによって筋肉の歪みもとれ、コリがほぐれ血管やリンパ管の流れも戻る。
だからカイロプラクティックもいい。


弱い刺激を長時間与えるだけでも体に影響はある。
鍼のいい所は、同時に多くの場所を、長い時間刺激し続けることができること。


気功整体
先生から気孔整体を受けた俺の感想は、強いとか重いではなく、深かった。
体を触らない気功だけの治療は、心地良かった。

人間の体は、外からの刺激に対して慣れていく適応という能力がある。(順応とも言う)
強い刺激に慣れると、指圧はより強く、薬は頻度や量を多くしていかないとだんだん効かなくなっていく。
でも気功は受け慣れると効きやすくなる。これは3年かけて自分の体で体感した。 



神経だけを正常化できたら、血流が戻り、それにより筋肉のこりもほぐれ骨の歪みもなくなり、結果姿勢も戻る。
しかし、神経をほぐしても筋肉が戻るにはかなりの時間がかかる。
だから、神経をほぐしてから筋肉をほぐすのがよい。
でも、神経をほぐしながら筋肉をほぐす方がもっといい。


交感神経が働くと血管は収縮する。
水を出すときにホースの先を少しつまむような状態と同じ、一時的には血流がアップする。
しかし、交感神経が過剰に優位になると、血管の収縮が進みすぎて体に十分な血液がめぐらなくなる。

副交感神経が働くと血管は弛緩し太くなる。
一時的には血流量がアップする。
しかし、副交感神経が過剰に優位になると、血管が弛緩しすぎて血液が滞る。

何事も過剰はよくない。
ほどほどがいい。



今やっているのはリラクゼーション。
主に筋肉をほぐしている。

どこを、どうほぐすか、つまり、場所と方法を勉強している。

場所は解剖学。
方法は、筋繊維の方向を見極め筋肉の反射を利用したり、気功を使ったり、ただ揉んだり。

気持ちよさのポイントは5つ
場所・強さ・方向・リズム・ていねいさ
同じほぐすでも気持ちいい方がいい。



痛いと感じると体の防御機能である反射がおこるから、強すぎるのはよくない。

強すぎるのがよくないもう一つの理由は、筋肉(筋繊維)は壊れるとより強くなって再生するらしい。
だから数十年間、強押しを受けている人の体はカチカチ。
カチカチということは、筋肉に柔軟性がない。つまり血行が悪い。だから余計に疲れやすくなる。悪循環。


体がカチカチになるもう一つの理由。

「糖で身体が劣化する」 糖化劣化とAGEs最終産物

糖は消費しきらずに余ってしまうと、アミノ酸アミノ酸が結合する際、すき間に「糖:グルコース」が入り込み、酵素による破壊もされず、徐々に身体に蓄積していくAGEsになる。
AGEsは組織の硬化など体に害を及ぼす。

体は食べたものでできている。
だから食習慣によっても体はかたくなる。



病気とは体の「硬直」「萎縮」が原因によるものがほとんどである。
そして病状、病症とはその結果である。
だから硬直、萎縮を改善することが治療。
それが俺の整体の目的。

しかし、自分の体を見直せない人にとって、整体は単なる老婆心にすぎない。
「うるさい」と感じるか「ありがたい」と感じてもらえるか、その差はその人の求める物を俺が提供できるかどうかの違い、だと思う。