あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

神々の沈黙 本

神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡
ジュリアン・ジェインズ/著


本のカバーそで部分、
人類の意識は今からわずか3000年前に芽生えたもの、意識誕生以前の人間は右脳に囁かれる神々の声に従う<二分心>(Bicameral Mind)の持ち主で、彼らこそが世界各地の古代文明を創造した、やがて<二分心>は崩壊、人間は文字と意識を得た代わりに神々は沈黙した、と。


この部分に惹かれて図書館で借りた。


昔、人間は二分心だった。
その頃人間は神の声を聞いていた。
その頃は「聞くことが従うことだった」


つまり人間に意識が目覚めるまで、神様の言いなりに動いていたということ。
その仮説に違和感を感じたから、その仮説を証明するための途中の膨大な根拠も読んでいて面白くなかった。


第1部第1章の「意識が何でないかを示す」ここだけ哲学的で面白かった。
最後の方にある「訳者あとがき」が簡潔でわかりやすい。