あっ草花

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小学館版 学習漫画 少年少女 日本の歴史 本

小学館版 学習漫画 少年少女 日本の歴史

わかりやすかったけど内容が争いの繰り返しだから面白くなかった。

この漫画を読む限り、ほとんどの争いが一部の権力を持った人たちの欲が発端のように感じた。
その始まりは聖徳太子が作った冠位十二階のような気がする。
うまく使えば成長に繋がるとてもいいシステムを、権力を持った人間が、自分の欲を満たすために悪用したのが始まりか。
その後も立場や武器や範囲を変えるだけで争いは続き、一部の人間のせいで多くの善良な人たちが犠牲になってきた。


漫画の利点は繋がりと感情がわかりやすいこと。
文字だけの名詞と年号だけ書かれても全く興味がわかなかった歴史をわかりやすく見ることができた面はよかった。

欠点は、自分好みではあったけど、悪善に偏りがあったように感じる。
顔つき、表情、言葉などに偏りを感じた。

言葉だけだと分かりづらく、かと言って感情を入れると偏りが生じる。
歴史を教えることは難しいんやろう。


大切なのは過去から何を学ぶかだと思う。
とすれば、「過去の出来事(年号)」「その出来事が起こった理由(前後関係)」「出来事に関わった人達の思い(それぞれに言い分があるはず)」「もっといい解決策」これらをセットで考えれば、歴史を学ぶ意味があると思う。
社会(特に歴史)などの覚えるだけの勉強が大嫌いだった人間のひとり言。


この本を読んで、今現在が江戸時代後期に似ている気がした。
江戸時代後期は幕府への不満、災害が続き、ええじゃないか運動の少し後、文明開化。

対して現在。
政治への不信は前からあり、大きな災害もここ数年続いている。
「#アマビエチャレンジ」がちょっと近いけど、今後、もっと明るく陽気な運動が起こればその後、御一新。

歴史を一気に振り返って、科学は進歩したけど人間が変わってないなと思った。

あかんあかん。ネガティブで終わるところやった。

人間はまだ成長していない=伸びしろがある。

これでいい。