お店をオープンしてからの総来客数は今日現在607人。
その内、
2回以上来店してくれて住所が書いてある人 222人
住所が書いてあるけど1回しか来てない人 161人
合計 383人
残り224人が、住所を書いていなかったり、書いていても「DM不要」にチェック入れていたりで送れない人。
1回しか来てくれなかった人にDMを送るか迷った。
「1回で来なくなる」ということは、
・1回で治った。
・全く合わなかった。
・少しよくなったが、とうぶんかかりそうだから諦めた。
のどれかではないか。
ということは、こういう人たちにDMを送ったところで来てくれる可能性は低い。
そうは思ったけど、「移転をお知らせする」といった意味では送れる人全員に送る方がいいと考え直した。
ただ、全員分きっちり買うと残る可能性が高くなるからキリよく300枚にした。
6/1から「かもめ~る」が発売されたからそれにした。
くじ付きやから、送られて迷惑にはならないやろうと考えた。
・・・・・・・
書いている内に面倒臭くなってきたのか、ご家族で来てくれていた人たちに連名で書いてしまった。
しばらくしてから思い出した。
「お知らせ」やけど「お礼」であり「くじ付き」であり「2回以上来てくれた人」を数えたのだから一人ずつ書けばよかった。
途中からそうしたけど、「2回以上」の人達を書き終わった時点で100枚以上残ってしまった。
残りは1回来店の人達に書いて使い切ることができた。
人数分きっちり買わなくてよかった。
6/5から書き始めて6/10で300枚書き終えた。
3枚書き損じたから正確には297枚か。
書いているそばから「あて所に尋ねあたりません RETURN UNKNOWN」でハガキが返ってきた。
今のところ9枚。
これはまだ増えるやろうから後日、追記しよう。
・・・・・・・
7/4追記
あれからさらに19枚返ってきた。
これで合計28枚返ってきたことになる。
28/297=9.4%
これは多いのか少ないのか?
・・・・・・・
接客記録を見返して懐かしさに浸ることもあった。
めちゃめちゃ喜んでくれた人。
かなり説得した人。
不満そうに帰った人。
完全に怒らせてしまった人。
俺が腹立った人。
ハガキが返ってきた人の中には亡くなられた方もいるかも知れない。
ご来店頂いていた人の中で「亡くなった」と話を聞いたのは2人。
一人は「お婆さんが亡くなった」とその娘さんから。
もう一人は「奥さんが亡くなった」とご主人さんから。
整体にできることの小ささを知り落ち込みもしたけど、「喜んでいた」という話を聞いて「微力ながらでもお役に立てた」と自分を励ました。
・・・・・・・
当店で来店回数が2番目に多いのがご夫婦でご来店頂いているご主人さん。
2014年12月から途中、数か月抜けたけど合計242回。
そして1番がご主人さんの紹介で奥さんが2015年4月からほぼ毎週1回で合計275回。
このお二人は移転後もご利用していただけそう。
整体は体の不調を治すためにする。
そう思っている自分としては、通い続けることを良しとしない。
数回通って効果がなければお店ややり方を変えた方がいいと思うし、調子がよくなったのならそれを維持するための本人の努力が必要。
同じことを繰り返してまた整体に頼るのはいかがなものか。
ずっとそう思っているけど、このご夫婦が来てくれなかったらお店がもっと早く閉店していたのは間違いない。
「体操はした方がいい」
それはわかっているけど、時間的にも精神的にも肉体的にもできない人が多い。
だから整体に頼ってもらうのもいいんだと思うようになった。
来てもらうことで自分が生活できて整体が続けられて他の人のお役に立てる。
だから全てのことに意味がある。
・・・・・・・
DMを書いてこの6年間を振り返った。
思い出したのは反省と感謝。
コロナがなければ感じることのなかった感情かも知れない。
DMを書き始める前日、店頭に「閉店します」の張り紙をした。
その張り紙を見て「お久しぶりです」と入ってきてくれた人がいた。
マスクと帽子を深くかぶっていたから「お顔がわかりません」とお伝えすると慌てて外してくれた。
そこには懐かしいお顔が。
名前を聞いて調べると2014年のオープン直後に数回来てくれた人。
約6年ぶりに「なんで閉店するのよ~」と言いながら来てくれたことが嬉しかった。
このお店での残りは2ヶ月弱。
そんな再会や挨拶が増えることを期待して。