あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

万人

最近、「3年前から坐骨神経痛が治らない」という人が来てくれている。
半年くらい前に当店の近くに引っ越してきたそうで、それまでは有名な病院や整体や接骨院鍼灸などありとあらゆる所に行っていたらしい。

その人が初めて来たときに言ってくれた。

最近の接骨院や整体屋のホームページはどこも似たような感じ。
明るくて、お客さんと一緒に笑顔で写ってて、お客さんの感想を載せている。
もし当店がそれらと同じような所なら来てなかったかも。


なるほど、今までそんな「流行りのホームページの所」に行って結果が出なかったから、似た所は避けようとしたのかも。
そして思った。
流行りに乗らなくてもわかってくれる人はわかってくれる、と。

この方、4回目までは痛みに全く変化はなかったが5回目の帰る時、痛みが半分くらいになったと言ってくれた。



その数日後、別の新規さん。
チラシを見て電話をくれた。
「チラシを見てもわからない。どういったことをするのですか?」
と整体に関しての質問やった。

言葉で説明できる範囲はした。
すると来てくれた。
帰る時には痛みはほとんどなくなっていた。

「来てよかったです。電話して聞いてよかったです」
と言って喜んでくれた。



最近、お店のホームページや印刷物から、営業時間と休日を消した。

お店は一応、毎週木曜日を定休日にしてる。
それと月に1回、講習の為に土曜か土日連続で休んでる。
その週の木曜日はお店を開けている。

最近はそれ以外にも用事の無い木曜日は開けるようにした。
だから定休日であっても木曜日に丸一日休むのは月に1~2回。

もし「毎週木曜日休み」を書いていると、「木曜日やから休みか」と、電話で確認すらされないと思って消した。

・・・・・・・

それと営業時間。
今は朝9時から夜21時まで。
でも予約がないと19時に閉めて帰ってる。

それを以前「最終受付19時」と書いたことがあった。
すると、「19時までに入らないといけないかと思った」という方がいた。


休みにしろ営業時間にしろ、どっちにしろわからない(ややこしい)のであれば、「電話してきてもらう」状態にした方がいい。
電話していなければ、「休み」か「出ている」か「帰った」ということで改めてもらうしかない。

そう思って両方消した。

・・・・・・・

一時携帯に転送してたけど、「予約表」を持ち歩いていないと予約の確認ができない。
「予約表」を持ち歩いて電話を受け取っても「すぐにいけないならまたにします」ということが多くてやめた。

だから電話を転送しても、結局一緒。



万人に説明する文章を考えたら長くなる。
長い文章は読む気が受ける。
結果、万人がわかる説明は難しい。

それもあって万人に好かれるホームページはないやろう。

「万人に好かれる」を諦めて、「聞いてきてくれたら応えます」という俺のスタンスは、お客さんにとっては面倒くさいかも。

でもだからこそ、そうまでして来てくれる人には全力を尽くしたいと思うし、嬉しい。