あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

あの人はあの人 私は私

「大衆」人間は、自分たちの生存の容易さ、豊かさ、無限界さを疑わない実感をもち、自己肯定と自己満足の結果として、他人に耳を貸さず、自分の意見を疑わず、自閉的となって、他人の存在そのものを考慮しなくなってしまう。そして彼と彼の同類しかいないかのように振舞ってしまう。
われわれは自由主義の生み出した、この「大衆」人間的自由、自己中心的自由に対し、他社と共存する義務と責任をもった自由を保全しなければならないが、一筋縄でいかないのは、この仕事である。

この記事を読んで「俺のことを言われてる」と思った。
そして最後の部分を読んで明石市長の言葉を思い出した。

しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。

明石市長のことを知ったのは上記の記事を読む少し前。
本を出版した人がラジオで話をしているのを聞いてやった。



湯浅誠  | 社会活動家・法政大学教授

市長が暴言を吐いたことも事実なら、「子どもを核としたまちづくり」を進めてきたことも事実です。
今回発覚した事件をなかったかのように振る舞うことは論外ですが、一方を以て他方の事実を消すのも、またフェアではないと思いました。
信じられないような暴言を吐いたことも市長の一面なら、子どもを増やし、税収増・人口増を達成したのも同じ市長の一面です。
私は、市長の前者の一面を批判し、後者の一面を評価します。

私も欠点だらけの人間なので、偉そうなことを言える立場ではありませんが、今回のことでしみじみと、パーフェクトな人間はいないのだな、と思いました。
生涯をかけて、少しずつ長所を伸ばし、少しずつ短所を治していくこと。
そういう成長を経て、何か良いものを次の世代に残していくことが、「人」も「まち」も必要なのだろうと感じています。

2019年1月30日早朝 湯浅 誠



これを聞いて「激しく同意」と思って明石市長の暴言部分を調べた。
あれは言っちゃあいけない。

でも湯浅さんの言う通り完璧な人間はいない。
一発アウトはやめて、短所には目を瞑り長所のみを見るようにするのがいいと思った。

それは「あの人はあの人と認める」ということやと思うんやけど、一方「私は私」が進むといいことないなぁと思っていた。



アメリカのパリ協定からの離脱。
まだ未確定やけどイギリスのEU離脱
これは俺も人のこと言えないけど、離婚数の増加や生涯未婚率の増加もそうやろう。

個人も世界も「私は私」になっている。

大切なのは人との調和を目指すこと。
その為にはまず人の話を聞くことが必要なのでは。


明石市長が暴言を吐くに至った原因。
7年間金額の提示をせずに、暴言を録音したその人もまた、人の話を聞けない人ではないやろうか。
それを許し、その人の長所を伸ばす。

しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しい

いい事言うなぁ。