あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

敬愛


薬の開発によって今まで治らなかった病気が治るようになったのを知っている。
今、薬をやめると命に関わる人がいるのも知っている。
薬や手術のおかげで多くの人が助かっているのは知っている。



数日前、飲み残し薬に関してテレビを見た。
ネットで見ると去年の記事が見つかった。

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飲み残し500億円
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この前のテレビ。

「最大の問題は?」の質問に誰やったかが
「患者が色んな病院に行くこと」
と言っていた。

「色んな病院に行くと薬局も色々になる。すると重複して飲んでてもわからない」
と言う。

それに、
「患者が飲み忘れたことや、薬が効いたけど違う症状が出た、というのを正直に言わない」
なども言っていた。


違うと思う。


色んな病院に行くのは治ってないから。
受診の科が違うから違う所に行くんやろうけど、そもそも一つずつ治っていけば重複は減っていくはず。
同じ症状で治らないから、ドクターショッピングをしている人もいるやろう。

正直に言いにくいのは、医者に聞く姿勢ができていないから。
怖そうだから、忙しそうだから言いにくいのではないか。

この前テレビに出ていた医者もパソコンを見ながら話をしていた。
時間短縮のためにそうしているんやろうけど。
話は目を見てした方がいいと思う。

今「Dr.倫太郎」というドラマがやっている。
あれが理想だと思う。

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最大の問題は「薬を出すことが利益になるから」だと思う。
だから病院は、薬を出すことが目的になっているような気がする。

対策は報酬制度を「病気が治ったら」に変える。
難病ほど高額にすればそちらにも目が行く。


慢性の腰痛や膝痛、今は痛いと最後は手術をすすめられる。
早い段階で手術をすすめる医者もいるそうな。

手術しても痛みが取れなかったら、治ってないのだから報酬はなし。
となると、はたして手術をしたがる医者はどれくらいいるのか。

現在、術後に患者が「治った」と評価するのは何%いるのか。
手術以外の道を探す人がもっと出てくるのではないかと思う。

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薬は多くは対症療法。
症状が緩和されても病気が治ることは少ないのではないか。

一度病気になったら一生飲み続けないといけない薬が多いように思う。
そして副作用のない薬はない。

症状は体の自己治癒力が発揮されている証拠。

その結果だけ止めても原因を治さないと繰り返すのはあきらか。

最近の風邪は長引くというのはまさにそれ。
咳がとまらないのも、一年中くしゃみや鼻水がでるのも同じ理由。

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敬愛
尊敬し、親しみの心を持つこと。
goo辞書より
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お医者さんのことはすごいと思う。
薬や手術で助かった人の話は多く聞く。

でも、尊敬はしても依存はしない方がいいと思う。

患者自ら考えて調べることが大切。
人に治してもらうではなく、自分で治すという気持ちが大事。