今日、元号が令和に変わった。
そして5月4日は開業して5周年。
そんな節目の時に、雨のせいか連休のせいか、この1週間でお客さんが一人も来なかったのが3日あった。
今日もやばそうで今日を含めると4日になる。
これだけ暇なのは開店以来初めて。
暇なのを外因のせいにしてはいけない。
そうは思っても何が悪いかわからない。
何かをしなければ。でも思い浮かばない。焦ってもしょうがない。ゲームでもしよう。でも面白いのがない。
こんな感じのここ数日。
気分一新改めるためにもブログを書こう。
そう思った時に思いついたのは「命」と「医療」
少し前から本の断捨離をしてる。
今は「免疫革命」も再読している。
図書館で予約してた本が届いたから途中で止まってるけど、「免疫革命」に書いてあった理想の医療に今現在もなっていない。
本が出版されたのは2003年7月11日 第1刷発行。
俺が買ったのは2009年12月22日 第15刷発行。
これだけ以前から理想的な医療の形が表に出ていて、これだけ読まれているのに現実は変わっていない。
そう思っていた時に命に関連する記事を2つ見た。
基本のリハビリプランは、60日でおよそ30万円。
それでも、開業から1ヵ月あまりで、すでに60人を超える利用者があったといいます。
「リハビリ難民」を生み出しているのは、「日数制限」という壁です。
しかも、今月からさらにルールが厳しくなりました。
要介護の人は、リハビリに医療保険が使えない・・・つまり事実上、病院での外来リハビリが受けられなくなったのです。
そしてここに書かれてあった、
超高齢社会がピークを迎える2025年には、150万人の“リハビリ難民”が生まれるともいわれるなか、広くて深い「受け皿」が、今、社会に求められています。
を見て、内閣府のホームページを見ることにした。
我が国の総人口は、長期の人口減少過程に入っており、平成41(2029)年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、65(2053)年には1億人を割って9,924万人となり、77(2065)年には8,808万人になると推計されている
2065年は今から46年後。
生きていれば俺は88歳やから可能性はある。
さっきのリハビリ難民の記事を見た後だけに、予測数字を見て問題だらけなのを再認識した。
でも言っていても仕方がない。
自分にできることをするだけだ。
そう思った時に思い出したのが、数日前に見たこの記事。
病気や事故で急に命が終わってしまったというのと比べると、老衰のほうが、本人もだけれど残される人が残念な思いを抱かなくてすむことが多いと思っています。
先生は『看取りの技術』に「すべての臓器の力がバランスを保ちながらゆっくり低下していき、命を維持できないレベルまで低下し、命が続かなくなった状態が『老衰』です」と書かれていますよね。
前日も飲んだりしゃべったりしていたのですが、朝、巡視に行ったら息を引き取ったあとだったのです。
それに気づくことのできなかったことに医療者もショックを受けていましたし、家族も昨日までしゃべっていたのに、と驚いていました。
でも、まったく苦しまず眠るように亡くなったというのは老衰であり、本人にとってはベストだったんじゃないかと思うんです。
「最後まったく苦しまなかった。死ぬ前に苦しまないのはおかしい」となってしまったそうです。
先生は苦しまないように治療してきたはずなのに、ご家族には死ぬ前は必ず苦しむものだという思い込みがあったようなんです。
ドラマの影響なのか、死ぬ前はみんな苦しんだり昏睡状態が続くと思っているのかなと感じることがあります。
死について、間違った思い込みが多いのかも。
それは今の医療についても同じだと思い、そして「免疫革命」に書いてあるような医療がもっと広がればいいのに、と思った。
そうすれば、
「延命のみを目的とした医療は行わず、自然にまかせてほしい」と回答した人の割合は91.1%と9割を超えた
この願いもかなえられる。
そして、
2013年男性の平均寿命80.21歳 健康寿命71.19歳
2013年女性の平均寿命86.61歳 健康寿命74.21歳
この、健康寿命と平均寿命の約10年の開きもいい方に縮まっていくやろう。
俺が今思う、「命」と「医療」の問題は、
・健康寿命と平均寿命の差。
・「苦しまずに亡くなった方が『おかしい』」と思う人がいる現実。
熱が出たら下げる薬を出す医者、貰おうとする患者。
痛みがあったら消炎鎮痛剤を出す医者、貰おうとする患者。
その症状を抑えたらどうなるのか?医者は知ってて薬を出すんやろうか。
なぜその症状が出ているのか?そこを改善しないと治らないことを患者は理解しているんやろうか。
おかしいのは今の”常識”
それに対して俺は、自分が思う「した方がいいこと」をやっている。
筋肉をほぐして血行をよくする。
そして体が不調になった原因を、会話から聞き出し改善するようお客さんに伝える。
「治して欲しい」や「ただ揉んで欲しい」と思っているお客さんからしたら鬱陶しいかもしれない。
しかし、本当に大切なことをしているつもり。
だから一時、お客さんが減っても心配はしていない。
安心もできないけどそう思って、今を楽しく過ごすように心がける。
しかし、努力は必要。
やはり何かしなければ。。。