あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

結婚観

JKローリングが男性の名前で小説を発表したというニュースが少し前あった。
作者ではなく、純粋に作品の評価を期待したんだと思う。

星の王子ニューヨークへ行く」という映画。
王子は身分を隠し、アフリカからの留学生という設定で、本当の自分を愛してくれる女性を探す、お金や身分ではなく人を見て欲しいというお話。




なぜ結婚するのか?
理由はわからない。
あえて理由をつけるなら、子供を産んでいいようにする世間体かな。
一生一緒にいたいだけなら入籍しなくてもいいと思う。

結婚相手に望む条件
一緒に頑張っていけるかどうか

結婚できない人は
信用できない人

考えたのは、プロポーズした人と別れるということ。
その程度のプロポーズだったのか、それともそれぐらいの出来事だったのか。




2011年7月か8月頃、初めて出会った。
出会いは俺が働いていたリラクゼーションのお店。
俺はスタッフ。
彼女はお客さん。

色んな話をした。
彼女がどんな人なのかを聞いて、
俺の理想も言って、
他にも色々。

「付き合うからには結婚も考える、俺はそういう年齢でもある。」
「結婚できないような人とは付き合わない。」
これも付き合う前に彼女に言っていたこと。

色々話していくうちに、彼女がほとんど俺の理想通りだと思えてきた。
いくつか覚えているもの。
・彼女は夜遅くても、彼氏に呼ばれると家までいってお手伝いをする。
・彼女が休みの日には、お弁当を作って彼氏に渡すために持っていく。
・結婚してもお金は生活できたらそれでいい。少なくてもやりくりしたいし、最悪彼女の給料でなんとかなる。
・家も狭くていい。広いと掃除がたいへん。
・旦那さんは休日はごろごろしているもの。

彼女は自分でこんな人だと言っていた。
そんな献身的な所にひかれて、
2012年3月上旬 付き合い始めた

しかし付き合ってみると、言っていたことと全く違うということがすぐにわかった。
それで、彼女と改めて話をすると「あれは彼女の理想としている姿。今はまだ違うけど頑張る。」
ということやった。

4月に店長就任(店長になる話はずいぶん前からあった)

12月末 大手リラクゼーション退職
この時に2回目の大きな話し合い。
彼女は俺に何度も「本当に店長を辞めるの?」と聞いてきた。

何度も聞かれたことによって、俺の将来の心配をしているのではないのかなと感じた。
大手ショッピングモールの中に入っている、人気リラクゼーション店店長だから付き合ったのか?
という、しょうもない考えまで浮かんでしまった。

理想を言いすぎやろうけどベストは、
俺が自信を無くしている時も「大丈夫!できる!できる!」とお尻を叩いてくれる人。

これは相手に望み過ぎだとしても、
俺が前を向いて頑張ろうとしている時に役職にこだわった質問をされたのは、
引っかかってなかなか忘れられない。

2013年5月下旬 プロポーズ
付き合って1年と少し経った。
色々あったけど、頑張ろうとする彼女の姿に引かれて「この人となら一緒に頑張っていける」と思ってのことやった。

しかし、
プロポーズをした瞬間、彼女はうつむいて返事はなかった。

プロポーズは一生に一回だと思って気合を入れていた。
俺は喜んでくれると思っていたから、彼女の曇った顔にショックを受けた。

少し待っても返事は来ない。
そして、俺との結婚は望んでいないのではと思った。
気まずくなってその場は寝ることにした。

次の日の朝、落ち着いて話をして「すぐには無理。来年の3月まで待って」ということで落ち着いた。
なぜ3月かを聞いたら「付き合った記念日だから」

それに納得できず、もっと聞くと待つ理由は「お金の心配」やった。
だからシュミレーションをして見せた。

俺の今の収入と今後の予定。
彼女の収入。
家賃は要らない、光熱費、食費、その他もろもろ。
紙に書いて「これならいけるよね」という説明をした。
それでも明るい顔にはならない。

その顔を見て俺の心配を彼女に聞いた。
ゼロからスタートできないのに、将来もしゼロになった時にやっていけるのか。
金の切れ目が縁の切れ目か?
彼女は「その時は結婚しているから大丈夫」という返事やった。

そして彼女の「3月まで待って」という返事は変わらなかった。
おそらく、彼女の心配は収入だけではない。
俺の性格にも問題があったんやろう。
結婚は急ぐつもりはなかったけど・・・




その後、子供のことに関して俺の考えが少し変わったことがあった。
結婚して一緒に住んで生活費を切り詰めて、先に店を出すためのお金を貯めることにしようと考えた。

その為に子供を生むのを3年は待とう。という話をした。
彼女の理想は、3月に結婚して、1年は二人で遊んで、その後子作り。
3年は遅すぎるとなった。

そんなやりとりもあってか、プロポーズをしてからの彼女の態度がなんか変わった。
今までは何が変わったのかわからなかったけど、これを書いている途中でわかった気がする。
努力をしようとする姿勢が見えなくなった。
開き直った訳ではないけど、どこか一生懸命さがなくなってきた。

結婚はなんで来年3月なのか。もっと早くできないのか。
結婚してから子作りは3年くらいは待って。
最近なんか変わったよね。
こんなやりとりをしている内に、彼女のお金に対する不安が拭えていないのがよくわかった。
シュミレーションを思い出してもらっても曖昧な返事。

俺はやっぱりゼロから一緒に頑張れる女性がいい。
そう思って彼女に決意を聞いた。
「俺は君に結婚式を挙げてあげることも、海外に新婚旅行に連れて行ってあげることもできません。それでもいいですか?」
 数日後、その返事は「やっぱり結婚式も挙げたいし、旅行にも行きたい」やった。


お金のないあなたとの結婚はイヤよ。
俺が彼女に選ばれなかった。



俺は今はタバコもギャンブルも止めた。お酒も嗜む程度。
だからそれらを過度に行う女性とはお付き合いすることも無かったと思う。

化粧がめちゃめちゃ濃い女性も好きではない。
パンツが見えそうな羞恥心の欠片もないような服を着る女性も。

そして、お金で判断する女性も。

始めからお金重視の女性は俺を選ばない。
だからお見合いには行かない、行けない。
少し前に聞いた話では、今のお見合いは男性より女性の数が多いらしい。
収入が少なく、行ってもしょうがないと思っている男性が多いのかな、なんて考えていた。

彼女は違う、と思っていた。
「お金がなくても大丈夫」と言ってくれる人だと思っていた。

結婚式を挙げたくない女性なんかいない。
新婚旅行に行きたくない女性なんかいない。
それらはわかっている。
 
けど、
「結婚式も挙げられない、新婚旅行にも行けないような男とは結婚できない。」
という結果はこたえた。
 
彼女の返事を聞いてから、自分が情けなくてしょうがなくなっていった。
彼女と彼女のご両親に対して、申し訳ない、情けない気持ちでいっぱいになってきた。

彼女が俺のことを自分の母親にちゃんと話しできないのも、
胸を張って紹介できる男ではないから。

最近は彼女といると劣等感を抱くようになってしまった。
 



プロポーズした時の彼女の返事がもし
「隠していたけど実はバツイチ」だったら?
離婚したのは過去の話、でも隠していたのは付き合っている間ずっと。
隠し事は嘘と一緒やけど、言いにくいのもわかる。
許せる範囲か。

返事がもし
「浮気しているの」
これはもう一生信用できない。
その場ですぐ別れると思う。

「お金のない相手との結婚はできない」
後で返事を変えたとはいえ、これは相手がイヤがっている。
俺は結婚できない人とは真剣なお付き合いもできない。
 
自分が彼女を思う気持ちに偽りがないのか
かけがいのない存在だと思えるのか
今はそれがわからなくなってしまいました。

今わかるのは
二度の大きなショックはたぶん、一生忘れられないです。

その後、彼女の返事は変わったが、態度はあまり変わらない。
別れたくないから返事を合わせているように感じる。
本当に俺と結婚したいと考えているのかどうか。

俺には地位も名誉もお金もない。
でもそれでもいいと言ってくれる人がいい。