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「水平思考の世界」 読書感想

「水平思考の世界 電算機時代の創造的思考法」 エドワード・デボノ
図書館 ★★★☆☆ 考え方 19冊目


内容
1.垂直思考と水平思考
2.アイデアを生み出す法
3.古いアイデアの支配
4.水平思考の視覚的訓練
5.水平思考のさまざまなアプローチ
6.新しいアイデアを阻む垂直思考
7.アイデアを生むチャンスの利用
8.水平思考の具体例
9.水平思考によらないマイナス
10.水平思考の応用と展開


感想
・垂直思考(論理的思考)と水平思考の違いについて多く書かれている
・垂直思考の欠点をいくつも指摘しながらも、垂直思考と水平思考の両方が必要だと書いている
・水平思考の原則を4つあげている
1・支配的なアイデアを見つけること
 どんなにいいものでも固執するとよりよい方法が生まれるのを阻む原因になる
2・色々なものの見方を探し求めること
 力点の置き換えが必要
3・垂直思考の強い統制から抜け出すこと
 垂直思考だけにたよる「危険性」を指摘
4・偶然のチャンスを利用すること
 偶然がもたらす機会を最大限に利用する頭脳が必要
 偶然をものにする事に慣れると、水平思考に慣れる

・垂直思考を「穴を一つ深く掘る」、水平思考を「穴をいくつも掘る」と例える
・水平思考とはコロンブスの卵の話がいい例
・ユーモアをもつ人は水平思考ができている
・水平思考とは両者を仲介してくれる考え方
・水平思考とはいい言い方をすれば「多角的な方向から物事を考えられる」
 悪い言い方をすれば「ひねくれもの・ヘソ曲がり」

驚いたのは「離縁パイプ」の原理が載っていた

芸術家・発明家・コンサルタント・アイデアマンを目指す人にはこの本おすすめ

220ページ 約4時間