たいそうな名前をつけたけど、無いと不便やから一応
国のリーダーに「明るい未来を指し示して欲しい」と言いながら自分には無かった
それはいかがなものかと思って考えた
SDGsは世界の目標にはいいけど、国の指標にはもうひとつ
ベーシックインカムは方法論であって指標ではない
ヒントになったのは本「新国富論」と9/27の読売新聞
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SNS時代の世論 東京大学教授 前田幸男 氏
世論調査が自由にできる国かどうかは、民主主義の健全性を示す指標の一つだと思います。
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「新国富論」の「はじめに」にあった
豊かさを定義することは難しい
豊かさの反対は貧しいとか乏しい
貧困と飢餓を撲滅することを目的にMDGsができた
しかしこれだけでは豊かになれず「持続可能」である必要がありSDGsが生まれた
そして多様な豊かさを考えるために「経済の持続可能性」の視点を取り入れた「新国富論」が作られた
しかし新国富指標の計算フローチャートを見ても納得できなかった
よくわからない部分も多いが、どうも「増やす項目」が多いように思う
損失としてマイナス要素も入っているけど少ない
そう思った時に「足りないのは負の部分」だと思った
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いくら食料が大量にあっても、下水道が整っていなくて国中匂いがひどければ健全な国とは言えないやろう
いくら地下資源が豊富にあっても、それを奪うために常に殺し合いが起こっていれば健全とは言えないやろう
いくら株価が上がってもワーキングプアも増えていたら国として健全とは言えないやろう
負の部分を含めた国の指標を作れば、SDGsに出てくる「誰一人取り残さない」にも当てはまるのではないか
負の部分に脚光を当てることで、そこで頑張っている人たちがもっと誇りを持てるのではないやろうか
どこかのエコノミストが言っていた
コロナ対策として、また全国規模の移動制限をすると経済が停滞してその為による自殺者が増えるから大切なのは総合的に見た対策
ということで必要なのは「増やす」以外の「減らすべき」項目
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まずは日経平均をやめる
今の株式市場はただのマネーゲーム
「株価が上がった、下がった」というのを「パチンコに買った、負けた」と同程度の扱いにして、「株式会社」を本来の役割(応援する・賛同する)に戻す
ウォーレンバフェットさんの会社の選び方がいい
今は株価が上がれば景気がよくなったと判断されるから株価を上げようとする
だから基準を変える
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式としたら
真・国富指標=GDP-{GDP×(新しい項目%)}
「GDP」の部分は代わりに「新国富指標」でもいいかも知れないけど、GDPと同時に使うのではなく、表に出るのは真・国富指標だけにする
「新しい項目」は下記1~5を全て足す
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1、「現在の国の借金の総額」に対する「返していない額」の割合
(現在の国の借金額-返済している額)÷現在の国の借金額×100
(約1100兆円-0)÷約1100兆円×100=100%
借金があるのはしょうがない
でも「返そうとしてない状態」というのは異常
令和元年度の歳入は、当初予算で約103兆円
令和元年度の歳出は当初予算で約103兆円
2020.05.25
3月末時点の「国の借金」、過去最大の1114.5兆円
2020年9月30日
概算要求、過去最大105兆円超 コロナ・菅印は額未定
www.asahi.com
令和元年の歳入-歳出=0
令和2年現在の国の借金1114.5兆円
令和3年も105兆円ちょうだい
ちらっと探しただけやけど、何円返しているのかわからなかった
借金が増えていっているということは返していないということやと思う
ここだけで100%を超えてしまった
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2、「年間死亡者数」に対する「自殺者数」の割合
自殺者数÷年間死亡者数×100
2019年の1年間に亡くなった日本人は137万8906人
2019年自殺者数1万9959人
1万9959÷137万8906×100=1.44%
自殺者数が多いのは国として異常
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3、「全国の世帯数」に対する「ホームレス」の割合
平成27年5340万世帯
ホームレス平成31年4,555人
4,555÷5340万×100=0.0085%
これは数字的にかなり小さくなってしまう
でももっと目を向ける必要がある
だから分母を変えるか、分子に他の何かの数字を足すか、補正係数をかけるか
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4、「医療費」に対する「社会保障費」
2018年医療費118,079億円÷社会保障関係費329,732億円×100=35.8%
もし、診療報酬の内容が今の「検査」や「薬」ではなくなり、「完治・寛解した数」や「患者からの感想(点数)」に変わったとしても、医者は検査を繰り返し、薬を大量に出し続けるやろうか?
「高血圧の薬を飲むのを止めたら死にますよ」と言う医者のモラルの低さも問題やけど、もっと問題なのは「薬を出すことが医者の仕事」という仕組み
これを変えれば医者はもっと本気になるよ
医者の頭の使い方が「本当に病気を治すために必要なこと」と「患者さんが喜ぶにはどうすればいいか」に変わる
そうすれば医療費は絶対もっと下がる
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5、給料があまりに少ない人や生活保護受給者数、犯罪件数、裁判の件数なども考慮したいが、頭が追い付かないからやめた
真・国富指標に含める項目を、「時代に合った、人として最低限の生活ができているか」という世界統一基準にするなら、上下水道の普及率や新生児の死亡率とかも必要やろう
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計算に使った数字の年度がバラバラなのは置いといて
仮に今の状態で計算してみよう
GDP-{GDP×(新しい項目%)}
2019年の名目GDE(=GDP)553.8兆円-{553.8×(1.0+0.0144+0.000085+0.358)}=-206.2点
借金を返す気がないからマイナスになってもた
これなら、例えばGDPが10億円くらいしかなくても、借金がなくて、自殺者もホームレスも少なくて、国民みんなが健康な国の方が点数が高いはず
俺が欲しいのは、「健全な方が国として豊か」だと思える仕組み
経済も増やせばいい
でも今の日本で「真・国富指標」の得点を上げようとするなら、借金を返さないと無理
目標がなければ後回しになる
目標がなければ改善しようとも思わない
いや、あるはずなんやけどな
マイナス要素の数字が少しでも増えれば、マイナスの割合がかなり大きくなる
逆を言えば
マイナス要素を改善すれば、大きくプラスに転じるような計算式にする
そうすれば、まずは正確な数の把握が必要になり、次いでその改善に努めようとするのではないか
経済に偏らず、あらゆる面に目を向けるため、国が本当に豊かかどうかを判断する指標を作り、その向上を宣言する
これがいい
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最後も読売新聞から
9/28の読売新聞 編集手帳に元プロ野球監督の野村克也さんの著書「上達技法」のことが書いていた
「大きな目標は聞こえはいい。だが、実現するためのプロセスを考えることが大切。そこをおろそかにすると、成果が出ず、あきらめることになりかねない。」