あっ草花

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Q&A SDGs経営 本

Q&A SDGs経営
笹谷 秀光/著


「はじめに」のところに自慢とも取れる自己紹介があり、カタカナ語がやたら多かった(難しいのは括弧書きで日本語の意味を書いてたけど)

「はじめに」の段階で引いてしまった珍しい本


一応内容も読もうとした
でも、タイトルにあったQ&AのAが長い
しかもわかりにくい
しかも「SDGsをしてないと時代遅れですよ」みたいな、焦らすような、煽るような言葉が何回も出てきた


そして33ページ

「もたもたしていると取引関係での先行利益をどんどん失っていく危険性がある。」
これで我慢の限界になった


太い本で何ページあるのか見たら269ページあった
この調子がそんなに続くのかと考えたら苦痛になったから33ページでやめて、最後の「まとめ」と「おわりに」だけ読んだ
そこも面白くなかった


先に読んだ「SDGsを学ぶ 国際開発・国際協力入門」にも、後がないといったことは書いていた
でもこっちは「早くしないと損しまっせ」


これならWikipediaの方がまし


まとめ
好かん


・・・・・・・


この本を早々に嫌った理由は2つ
「自慢」と「カタカナ語の多用」


その内の一つ、カタカナ語(インバウンド)に関して10/1 読売新聞 編集手帳に書いていた


新しいカタカナ語の使用を避けるきらいのある小欄はいささか反省し、経済を支えるこの語句についてはためらいをなくそうと意を強くしている


強調したいのは「この語句については」である
自分も「長く使われている、みんなが使っている言葉」に関しては取り入れようかと思っている
でも聞き慣れない言葉には嫌悪感が先走る


では、いつから、何人から、どこから「一般化」と考えるか
有名人が使ったら?政府が使ったら?近所の人が使ったら?


そこで思い出した言葉が「空気感」
10/1の編集手帳や本、「空気」の研究 山本 七平/著では、その言葉が使われた初めを具体的に書いていたと思うけど、広く一般的に使われるようになった日を限定するのは難しいやろう


「新しい言葉」と「みんなが使っている言葉」の間には明確な線がある訳ではなく、なんとなく、そんな感じというあいまいな移行期がある
とするならば、聞き慣れないからと言ってカタカナ語を使っている人を非難するのはよくないのではないか


と思ったけど
「にしても多すぎやで」
とも思い、その時に嫌悪感の正体がわかった


この著者は”敢えて”カタカナ語を使おうとしている
この姿勢がイヤ


日本人なんやからなるべく日本語使おうよ
自分は編集手帳を書いている人と同じで、カタカナ語はなるべく使わないようにする
でも、広く使われている言葉は取り入れる
というスタンス(姿勢・立場)に決めた