9/9 読売新聞 総合
大戸屋TOB 成立へ
敵対的買収 コロワイド保有47%に
きっかけは大戸屋の創業家が保有株式をコロワイドに譲渡したこと
その後、大戸屋は値上げや、アルバイトによる不適切動画によって客離れが進んだ
プラス、コロナもあったやろう
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9/10 読売新聞
敵対的買収の成立例増
成長に繋がる戦略を示せればTOBに応じる株主も増えてきた
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この前後、テレビで大戸屋の店主のインタビューを見た
私は雇われで末端
条件が悪くなれば辞めるだけ
常連客は離れていく
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これらを見て「利益優先の人が多い」と思った
コロワイドの「セントラルキッチン」は効率化することによってコストを削減してそれを「値下げ」という形でお客さんに還元しようとしている
対して大戸屋の「店内料理」は、手間がかかっても美味しい物をお客さんに提供しようとしている
「敵対的買収の成立例増」ということは、理念より利益を優先して買収に応じる株主が増えてきたということ
ネット時代、企業理念は調べればすぐに出てくる
大戸屋の経営理念から一部拝借
www.ootoya.jp
基本方針
一、私たちは心のこもった親切さ優しさでお客様に感動していただこう。
一、私たちは心のこもった美味しい料理をすばやく提供し、お値打ち価格でお客様に感動していただこう。
現場がどれだけ実践できているかはわからない
でも、理念があるということは、しようとしてる人もいてるはず
株主はこれに賛同したはずやけど「敵対的買収が成立した」ということは、効率化を選んだ人が多いという結果やろう
「早い」「安い」「うまい」を求める人が多いやろうからお客は増えると思う
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今回買収が「敵対的」になったのは、「セントラルキッチン」と「店内料理」という調理法の違い
もし大戸屋の社長が「セントラルキッチン」で作っても「店内料理」と味がほぼ変わらないと考えていたら、買収は友好的になっていたやろう
だから大戸屋の社長が一番気にしたであろうことは「味がどれだけ変わるか?」ということ
俺は変わると思う
でも、「『これぐらいの違いなら安い方がいい』と考える人の方が多いんじゃないかな」と思う程度しか変わらないと思う
だからこそコロワイドは買収をしかけ、株主が賛同した
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俺が気になったのは店主の言葉
常連客は離れていく
値上げしても不適切動画が出ても通っていた人というのは、調理時間が少々かかっても、値段が少々高くても、心のこもった接客で美味しい物を食べたいという人
「良い物」とは
それは気持ちだと思う
大戸屋の「少しでも美味しく」という気持ち
コロワイドの「少しでも安く」という気持ち
コロワイドにはコロワイドの良さがあり、大戸屋には大戸屋の良さがある
それを一切合切「効率化」することに俺は反対
大戸屋の良さを活かした再建案があるはず
良い物は高い
今回の件はこれが通用しない世界を多くの人が望んでいるということだと感じた