あっ草花

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文化と娯楽

「文化交流」とか「漫画は日本の文化」と聞いた時、「文化」と「娯楽」の違いが気になった。

文化:1 人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。
 2 1のうち、特に、哲学・芸術・科学・宗教などの精神的活動、およびその所産。
 3 世の中が開けて生活内容が高まること。

娯楽:仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。また、楽しませること。
goo国語辞書より


意味を読めば理解できるけど、「漫画は文化」が理解できない。



「数学する人生」の本と岡潔の別のサイトを見て、「文化」と「娯楽」の違いは「情緒があるかどうか」では?と思った。

「感覚と情緒」の対比を説明したもの。
情緒は、それぞれみなよい。
感覚は刺激であって、刺激は同じ効果を得るためには、だんだん強くしていかなければならなくなります。


だから、文化には情緒があり、娯楽は刺激の提供が目的なのでは?

いいとこまで行ったと思ったけど、最近の漫画には刺激をドンドン強くしていっている物も多い。
だから「漫画は文化」を正しいとするなら、「文化」と「娯楽」の違いは「情緒があるかどうか」という定義は、不成立。

小説や映画は娯楽やろう。
将棋や囲碁など、昔から続いていることやけど、これらも娯楽なのでは。

と、思って調べるといいのが出てきた。


(生活文化、国民娯楽及び出版物等の普及) 
第十二条  国は、生活文化(茶道、華道、書道その他の生活に係る文化をいう。)、国民娯楽(囲碁、将棋その他の国民的娯楽をいう。)並びに出版物及びレコード等の普及を図るため、これらに関する活動への支援その他の必要な施策を講ずるものとする。 


茶道、華道、書道も共通しているのは、「続けると情緒が育まれる」ということ。

そして、将棋は娯楽に分類されている。

ということで、やっぱり「漫画は日本の文化」という言葉がおかしいのであって、俺の定義「文化には情緒があり、娯楽は刺激の提供が目的」こっちが正解に思えた。



「伝説の」とか「幻の」とかと一緒かなと思った。

皆が使うから使う。
言葉の響きがいいから使う。

流行=人が多い。

言葉の意味を理解しないまま使う人が多い。
だから会話が成立しない人が多い。

おかしいのは俺じゃない。