あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

ほぼ抜粋

9/10から読売新聞で「危機の指導者」という記事が3日続いた


おそらく発端は
8/29の読売新聞「黒ベタ白抜きゴシック体の横見出し」のこれやろう
安倍首相 辞任表明


そして対象は
9/15 同じく読売新聞「黒ベタ白抜きゴシック体の横見出し」の
自民総裁に菅氏


首相が辞任するから新しい国の指導者が決まるまでの間に特集を組んだんやろう


(上)の記事にこうあった
新型コロナの大流行、大国の対立や分断など、様々な危機が日本と世界を覆っている。
国の指導者には今、どんな資質が求められるのか。有識者に聞く。


今回はその抜粋とまとめ
次回に自分の希望と予想と「俺が指導者に求める資質」


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9/10
危機の指導者(上)
兵庫県立大学理事長 五百籏頭 眞(いおきべ まこと)


一面より一部抜粋


国の指導者は、大災害や新型コロナを「人間の安全保障」の問題として、的確かつ迅速に対応できる体制づくりに取り組む必要がある。


同時に重要なのは、多くの国民の共感を呼び起こす言葉を発信する力である。


二面より一部抜粋


国の政治指導者は、日本が危機の最前線にいることを自覚すべきだ。


今日の指導者には、幅広い視野と、国際的な大局観や歴史観が求められる。


自由、民主主義など「正義の御旗」を振りかざすだけでなく、時には無節操なほど柔軟に異なる文化を理解し、様々な国と仲良く付き合う。そんなしたたかな外交が重要だ。


まずは、外交や貿易交渉の専門家をブレーンとして集め、戦略的なチームを作ってはどうか。


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(上)のまとめ
災害に備えた体制作り
国民の不安を拭い、希望を持てる言葉を発信する
専門家の力を借りて外国との折衝に備える


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9/11
危機の指導者(中)
サントリーホールディング社長 新浪 剛史(にいなみ たけし)


一面より一部抜粋


指導者は、そうした大局的な時代認識、歴史観を持つべきだ。


日米同盟を基軸にしながらも、米中のバランスをうまく取って進むことを指導者には期待したい。


目の前の変化に即応して、常に最善の策をとることはできなくても、何が次善かを判断して対処する力が求められる。


リーダーは、良い意味で、もっとずる賢く、柔軟であってほしい。


二面より一部抜粋


リーダーは、課題の優先順位を明確にし、強い反対があっても不屈の決意でやり抜く施策と、世論に一定程度向き合った施策を取捨選択することが求められる。
その際に大切なのは、自らの施策を多くの国民に理解してもらう能力が高い「グレート・コミュニケーター(優れた対話者)」になることだ。


今後は、国民の「生活の質」を向上させる政策に軸足を移すべきだ。


事業とともに道徳を大切にする指導者が増えることを期待したい。


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(中)のまとめ
過去も考慮しましょう
色んな問題の色んな解決策を用意しておきましょう
柔軟に
優先順位を明確にして決めたことはやり抜く
世論の声を一定程度聞きながら世論を説得できる対話能力を身に付ける
政策の軸足を「生活の質の向上」にする
お金も大切だけど道徳も大切


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9/12
危機の指導者(下)
同志社大学教授 村田晃嗣(むらた こうじ)


一面より一部抜粋


今後の指導者は30年先までを見すえ、物事を中長期的に考える力が求められる。


自身の力の限界をわきまえた上で、死活的に重要な日米同盟の堅持を最優先する。


日本の指導者は大きな枠組みの戦略対話を自ら仕掛けることが大事になる。


欧州やアジアの国々を巻き込んだ重層的な外交がこれまで以上に求められる。


二面より一部抜粋


指導者に求められるのは、様々な専門家から意見を引き出し、それを的確な政治判断に生かす力である。


資源に乏しく、人口減少を前提に将来を考えざるをえない日本にとっても科学技術は国家の命運を握る要素だ。
指導者はそのことをしっかり認識してほしい。


指導者の資質として、もう一つ挙げたいのは、少数派の人権や多様な価値観に対する感受性の高さだ。


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(下)のまとめ
中長期的に考える力
日米同盟は堅持するけど、米国に対する積極的な姿勢と米国以外との交渉も大切
専門家の意見を取り入れる
日本の得意を作る、伸ばす
一人も見捨てない


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目にとまったのは
(上)の五百籏頭さんと(中)の新浪さんの二人に共通した「柔軟」の文字


師匠も「今年は特に柔軟さが大切」というようなことを言っていた