あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

これを書いているのは7/15。

昨日(7/14)の朝、家に食材がないのを確認した。
だから帰る時に雨が降ってなかったら、買い物して帰ろうと思っていた。
しかし帰る時も雨やった。

買い物をしたら袋はバイクのフックに引っ掛ける。
だから雨だと中までびしょ濡れになる。

それがイヤやから買い物はせず外食に決めた。



場所は、一番最初に浮かんだサイ〇リア。

行ってみると並んでた。
一瞬やめようか迷ったけど、空いてる席はあるし、お会計で並んでる人も多い。
だからすぐに座れるやろうと待つことにした。

座るまでは少し待ったが、座ってからが早かった。
店内に入ってから数えて約20分で料理が来た。

その間、気になったのが店内のうるささ。

叫ぶ子供。
それを止めない親。

そのイライラのせいか、急ごうとしない店員さんにも腹が立った。
アチコチでベルが鳴っている。
それに対してかなりマイペースな店員さん達。

注文を聞く姿勢もやる気がない。
心を閉ざしているような気がした。
おそらくは「諦め」

もしも、一組のお客さんに「静かにしてください」と注意しようものなら「他の人もうるさいでしょ。なんで私にだけ言うのよ」という返事が返ってきそう。
それに静かにしなければいけないルールはないと思う。
周りから苦情が出たら言いに行くやろうけど、周りもうるさいから誰も言わない。

「私だけは静かにしよう」という気持ちの人がいないんやろう。

お財布に優しい料金設定のお店にはそういう人が集まる。
民度と言っていいのか。
まぁ、俺もその内の一人やけど。

しかしあまりのうるささに俺は一瞬「地獄やな」と思った。
そりゃこのうるさい中で働いていたらイヤにもなるわな。
店員さんは感情を出さないように、心をスリープモードにしてるんやろう。

そう思った時に、以前行ったラーメン屋を思い出した。



お店と家との間にあるラーメン屋。

2階にあって、車はそこそこ通るけど、人通りはそんなに多くない。
それなのに、階段の下まで並んでる時がちょくちょくある人気店。

ラーメン好きとしては気になる。
でも並んでまで食べたくない。
それにいつもタイミングが合わない。

しかしある時、昼食時にそこを通ることがあった。
お腹も減ってる。
行列もない。

「今や」と思ってお店に入ると、お店の中で並んでた。
しょうがなく待って食べたけど、その人数でも店内に入ってから料理が来るまで20~30分かかったと思う。

ということは、階段の下まで待ってる時はどれくらい待つんやろう。
カウンターが12席くらい。
その後ろに6席くらい。
お店の外に2席。
階段は数えてないけどたぶん、10段くらいかな。
それプラス1階で数人。

怖い怖いと思いながら帰った。
もうあまり行きたくない。


と思っていたけど、1回目に食べたのは塩ラーメン。
後で聞いたらあのお店は醤油が一番売りらしい。

ということで2回目行った。
2回目は階段の一番上で待ち始めた。
そこから料理がくるまで約50分。
一番人気の醤油ラーメンの味もまあまあやったからもう二度と行かない。


このラーメン屋がめっちゃ静か。
店内に貼り紙があってそのせいで皆しゃべらない。
音楽もほとんど聞こえない程度の音量。

どうも「料理を堪能して欲しい」という店主の希望らしい。

肝心のラーメンは、繊細で他にはない変わったラーメンやけどそれほど美味しい訳ではない。
たぶん「6年連続日本一」という称号で人が寄って来てるのではと思ってしまう。
6年連続取れるのはすごいけど。

ここで思ったのは、静かなのはいいけど気を使うからしんどい。



ファミレスでは、規律がなく、自由な状態だとうるさ過ぎると感じ。
ラーメン屋では、静かにするように指示され、静かな環境で食べると気を使うからイヤだと感じた。
つまり俺が勝手なんやろう。

しかし、しかしよ。
自由な環境・状態で、周りに配慮する人達の集まりであれば、快適だと感じるはず。

「静かにしろ」と言われてないけど、周りの迷惑にならない程度の声量で会話する人達。
そういう遠慮や配慮、つまり思いやりを持った人達が少ないから「静かにしろ」と言わざるを得ない、というのがラーメン屋店主の気持ちなのかも。



遠慮や配慮で思い出した。

毎回のことながら、選挙演説がうるさい。

演説がうまい人の特徴を記事で見たことがある。
そういう人は、内容や構成もさることながら、抑揚がうまいらしい。

始めは小さい声でしゃべりだす。
すると、演者の声を聴くために、群衆は静かになって近寄ってくる。
そうなると普通の声でしゃべり、肝心な所で勢いを出す。



俺もそういう配慮をする人がいたら、「この人は他の人と違う!」となって、どんなことを言っているんだろうと聞きたくなると思う。
だから近くに寄る。
人だかりができる。
その人だかりを見て、もっと人が寄ってくる。

拡声器を使わず地声でしゃべる人は、周辺に配慮することになる。
聞きたくない人には聞こえない方がいい。
聞きたい人は近くに寄ればいい。

この作戦の方が、聞きたくない人にとっても、聞きたい人を集める方法としてもいいと思うんやけど。

声を届けたいなら、そういう思慮も必要なのでは。