「始めに言葉ありき」という言葉は、新約聖書の「ヨハネによる福音書」に書かれているらしい。
それを日本風に言うと「言霊」になるんやろう。
「ひふみ神示」にも似たことが書いてあった。
キが到ればモノが到る。モノを求める前にキを求めよ。
心で描いて、心で先づつくり出してから行為することも、その順序も判るであろうがな。心のうごきが先で、肉体がその後でうごくことも判って居ろうがな。
心の世界にないものは物質の世界にない道理も判って居ろうがな。何故に迷ふのぢゃ。霊界が主で現界が従であること、判って下されよ。
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昔学校の先生が言っていた。
「同じ日に、何の関係もない3人から全く同じことを言われたらそれが現実化する」と。
例えば顔色。
自分では「体調はいい」と思っていても、朝、家を出る時隣の人から「顔色悪いね」と言われる。
登校中、知らない人から「顔色悪いよ」と言われる。
学校で誰かに「顔色悪いよ」と言われる。
「すると、元気だった人でも本当に顔色が悪くなっていく」と言っていた。
例えばこれが「君は将来、医者になる」でも、そうなのかも知れないと思えてくる。
少し前、「ホンマでっか!?TV」で心理学者が「自分で言えば言うほどそれに近づいていく」と言っていた。
テレビで言ってたのは、女性が「私は男っぽい」というとドンドンそうなっていく、やったかな。
例えばこれが「私は物忘れが激しい」でも同じやろうと思う。
自分で自分に暗示をかけていくということやろう。
師匠が前向きな言葉しか使わない理由がこれやろう。
人から言われるのも、自分で自分に言うのも同じ。
悪いことを言えばそうなっていき、良いことを言えばそうなっていく。
松下幸之助の信念は「自分は運がいい」やった。
引き寄せの法則、思考は現実化する、暗示、思い込み。
言い方は色々あるけど、この法則はある。
だから師匠は人の悪い所や失敗した理由を探すより、明るく前向きなことだけに尽力する。
難しいかも知れないがそれが最善の方法。
この「難しい」も書かない方がいい。
一番初めに師匠に言われたのが整体を教えてもらっている時に「難しいと言うな」やった。
「始めに言葉ありき」
言葉には力がある。
だから前向き言葉だけにする。
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最近、「今が閉店するのに絶好の機会」と思うようになっていた。
一番初めにお客さんに「閉店します」と伝えた時、「何で閉店するんですか?」と聞かれて、家賃のことなどを話した後に「それに何もない時に人気がなくなって閉店するより、今だとコロナの影響があるので多くの人が納得してくれそうじゃないですか」と口から出た。
先日、別のお客さんに「数年お金貯めてまたお店出せたらいいですよね」と言ってもらった時、「いや~どうでしょう。自宅と出張で整体を続けられるならその方がいい」と返事した。
お店をオープンする前、師匠からは「出張がいい」と言われていた。
でも整体の知識も技術も自信がなかったから出張でやっていく自信がなかった。
言われたから一応出張の営業に行っていた。
営業する度「お店を出したい」という思いが強くなっていった。(思いを入れた)
お店を6年して知識と技術に自信がついて、自宅と出張でやっていける自信になった。
もし「出張整体の営業」を体験しなければ、出店に対する思いは浅かったやろう。
思いが浅いまま開店していたら6年もたなかったかも知れない。
そしてもし運命というものがあり、俺の運命が「出張整体をすると開運する」だとしたら、軌道を元に戻すため(閉店させるため)に今回の激減があったのかも知れない。
「知識と技術に自信はついたでしょう。出張に切り替える時期ですよ」と。
「たられば」は言っても仕方がない。
だからどう考えるのも自由。
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ここで映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と絵本『えんとつ町のプペル』を思い出した。
まわりまわって振出しに戻る。
「お店」という形に囚われず、自分の家の周辺の方たちの健康に携わりながら、身軽に動き回った方がいい。
「幸せは自分の中にある」で考えるなら、自宅と出張でするのが最善。
と、思いを入れる。