あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

この世

この世の物質はすべて3つの物からできている、と言っていた人がいた。
電子・陽子・中性子
プラス・マイナス・ニュートラル。
表・裏・中身。

それを見た時、男と女とその中間(LGBT)を思い出した。

中間又は両方を備えた彼らLGBTは彼ら自体の進化というより、プラス(男)やマイナス(女)だけじゃなくニュートラル(LGBT)という考え方もある、と彼らのことを考えることによって、統合の考え方が発展していくのかも知れないと思った。


なんて思ってたらもう一つ大きな話がある。

量子力学では、この世は内側のマインドが投影された世界である、と認められつつあるらしい。
つまりこの世はスクリーンに投影されたような世界であるとのこと。


これは仏教でいう「色即是空、空即是色」と同じ。
「色」が3次元のこの世で「空」が4次元以降の世界。
色の世界を空の世界が操っている。

この世界観は映画『マトリックス』でも小説『ループ』(鈴木光司)でも出てきた。
これらの作品の世界観は考えて出てきたものなんやろうか。



日本では2015年公開
第88回アカデミー賞では10部門にノミネートされ、最多の6部門を受賞


これら二つのエンディングは共通している。
ネタバレなので見たくない人はここでスルーを。


ちなみに、絵本『えんとつ町のプペル』は、ある子供からのファンレターに「高くて買えない」と書いてあり、ネットでの無料公開に踏み切ったそうな。
絵本はまだ販売していて100万部を目指しているとのこと。







二つの作品が共通して伝えたいことは「幸せは自分の中にある」ということ。

幸せはどこを探しても見つからない。
自分の中にしかない、というメッセージが含まれている。

これらを見たとき、2回とも井上揚水の『夢の中へ』を思い出した。
「探すのをやめた時、見つかることもよくある話で」



アニメ映画『バケモノの子』 これは生きていくために必要なことを教えてくれる。

この映画で一番伝えたかったであろうことは「自分の中に芯を持つ」ということ。
作品中では「胸ん中の剣」とあり、人に左右されない心の指針のようなものを持って生きようということ。

それともう一つが「一人ではないと思うと安心する」

芯を持って強く生きようとしても色々ある。
そんな時は辛いのは自分だけじゃないと思うといい。
一人じゃないと思うと頑張れる。

というメッセージだと読み取った。


孤独ほど辛いことはないんやろう。
この世で一人だと感じたら、一人ではなかったあの世に帰りたいと思ってしまうんやろう。

聞いた話。
この世では自分と愛称の悪い人と合うことが多いらしい。
それはこの世が修行の場所だから。

そしてあの世では気の合う人達ばかりと暮らして魂を休めるらしい。

この世には、この世でしか体験できないことをしにくる。
この世に来れることはとても貴重な体験らしい。

生まれて来た。
存在している。
それだけで特別なんだということ。



これらも「芯を持つ」と似ている。

この映画で伝えたかったことは、
「愛は最強」
それと「個性の発揮」ありのままでいいということ。

周りと比べず競わず自分の成長だけを見ていればいい。



例えこの世が「色即是空、空即是色」であっても、この世はこの世。
生まれてきたからには生きていくべき。

そして生きていくために必要なのが、周りを気にしないということ。
幸せは探しても見つからない。全ては今ここに。自分の中にしかない。


映画や小説、音楽を作る人たちは、この世の仕組みをインスピレーションで受けて表現しているんやと思う。

アニメ監督の細田守が言っていた。
「自由じゃない、正解は1つ。だから書いては消してを繰り返して、たった1つの正解を探し続ける。だから、動かないと正解は出ない」

この世に生まれた理由がもう一つわかった。
イメージ&トライ&エラーを体験するために生まれてきたんやろう。
あとは実行。行動しないと・・・。