あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

死について

「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画が3/20に最終回を迎えた。
最終回後に炎上していたけど、それは内容とは別の話。
詳しい内容は書かないようにするとして、「死」を考えるきっかけになった人も多いのではないかと思った。


そう思った時、少し前に流行った本を思い出した。
「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
この本の著者、シェリー・ケーガンは唯物論者で魂の存在を否定しているとのことで読まなかったけど、発売5カ月で販売部数16万部やからけっこう売れた。
この本が出たのが2018年10月。


人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
発売日2011年9月。
著者 : 矢作直樹
この人の肩書がすごかった。
(元)東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授、医学部附属病院救急部・集中治療部部長


一時期スピリチュアル系で叩かれた。
しかし一度遠目でお目にかかったことがあるけどとても丁寧で謙虚な人やった。
だから出る杭が打たれた、又は利用されたのかなと思っていた。


話がそれた。
発行部数は見つけられなかったけど、「ベストセラー」と紹介しているところもあったからそこそこ売れた(興味がある人が多い)んやろう。


そういえば、葬儀屋さんがうまく流れに乗った時期もあったなと思い出した。


終活
2009年(平成21年)に終活に関する連載が行われた
2010年の新語・流行語大賞にもノミネート
2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出
Wikipediaより


この頃から「生前整理」や「エンディングノート」に便乗して葬儀屋さんの出店が目立った。


そのもっと前は何か?
考えていたら「丹波哲郎大霊界」を思い出した。

まぁこの時は「死について考える」というより、死後の世界があるのかどうか?に興味があった。

しかし師匠なら「死んだ後のことは死んだらわかるから今を一生懸命生きなさい」と言うやろう。


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100日後に死ぬワニ、「死」とは何か、人は死なない、これらはいずれも「死について考える」というキーワードが共通していると思う。
そう言えば、映画「ソウ」もそうやな。
ホラーやから人には勧めないけど。


「死について考える」エンディングノートと言えば、先日のたけしのテレビに元プロレスラーが出ていた。
脳梗塞になったけど、病院(お医者さん)に命を助けてもらった。
原因は食生活と指摘されたけど改善しなかった。
するとまた脳梗塞を繰り返した。
奥さんと娘さんからエンディングノートを書くように勧められた。
書こうとしたら家族への感謝の思いが出てきた。
それによって食生活を改善し始めた。


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こういうことを考えていたら昨日、美輪さんの記事があった。

news.yahoo.co.jp「死というものはないんです。ただ肉体がなくなるだけ。死はこっち(現世)では悲しいですよね。でも、あの世から見れば、『ああ、よく勉強して帰ってきたね。おめでとう』となっていて、それが繰り返される。仕掛けとしては、私は生命をそういうふうに思っていますけどね。やり残していること? もう十分です(笑)」


スティーブ・ジョブズの言葉も死について考えるにはとてもいい。
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやろうとしていることをやりたいだろうか?


死を思い、今を生きる。
後悔のない人生を送るために。