あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

20文字

以前、テレビで街頭インタビューをやっているのを見た。
おっちゃんがインタビューを受けていた。

インタビュアー「どこに行かれるんですか?」
おっちゃん「今、帰りなんよ」

インタビュアー「どこに行ってたんですか?」
おっちゃん「お寺に説法を聞きにね」

インタビュアー「どんな内容だったんですか?」
おっちゃん「ん?ありがたいお話だったよ」

インタビュアー「詳しく聞かせてください」
おっちゃん「忘れたけどよかったよ」


だいたいこんな感じのやりとりやった。
笑っていられない。
俺も以前から、師匠の講演会で話を聞いても「どんな内容だったか?」と聞かれても答えられなかった。

それはアウトプットしないから覚えてないんだと思った。

要約してアウトプットする。
これをしていけば2時間の講演会を10秒でも5分でもしゃべれるようになるかも。

だから今年はインプットよりアウトプット。
そのためには「誰が何をした」という本を読むより、自分が何かをした方がいい。

そう思っていた時に読んだ記事にいい事が書いてあった。

著者の「20字まとめ」において、「アウトプット」の定義は「人に『説明』できること」、
「学習」の定義は「説明可能なレベルで思考整理する営み」である。

そのうえで「わかる」とは、「3つの疑問」、すなわち「What?」「Why?」「How?」が解消した状態だと定義している。

「Why?」が「なぜ参加したのか?」、「What?」が「何を学んだのか?」、「How?」が「今後にどう活かすか?」

それぞれを20字以内にまとめる。


「Why?」「What?」「How?」全てをするには少しレベルが高い。
でも「出来事や人を20文字で説明する」これならできそう。

ということでやってみた。


多くの企業や学校の設立に携わり、仁義道徳を貫いた人。
24文字(句読点含まず)

津田梅子
女子教育、グローバル、自己主張の先駆者。
17文字

医の基本は予防という信念を持った細菌学者。
20文字

「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」によりノーベル賞受賞。
31文字

「免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用」によりノーベル賞受賞。
36文字


難しい。
「20文字」に拘らず「1行」でいいか。
イヤ、20文字という制限を守ることにより要約力が高まるのだ。
なんて思いながらもできなかった。