あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

嫉妬


居酒屋で、
男性が「レディーファースト」と言って、来た料理を先に女性に譲っていた。
その女性はどっちみち、他の人の料理が来て、全員揃ってからでないと食べにくいと思う。

ということは、後から来た料理の方ができたてに近い(温かい)のだから、
(一つのテーブルではほとんど同時に来ると思うけど)
女性に「少しでもおいしいものを食べてもらおう」と気を使うなら、
後から来たものをあげる方がいいと思う。

・・・・・・・

年齢差のある人たちの飲み会、
飲み物は年上に先に配るものだという、雰囲気がある。

もし全部揃うのに時間がかかったら、先に来たほうが時間が経つことになる。
ビールなら泡が減る。
これも後から来たほうができたてでおいしいはず。


先に来たものを譲るという行為は、
優しさではなく建前だと感じる。

こんな細かいこと、気にならない方がいい。
何も考えずにすむならその方が気楽でいい。
でも気になる。



サッカーの本田圭佑
さいころからの夢、ACミランに入った。
しかも本人の希望通り背番号10。
しかも今日の初ゲームで先発の予定らしい。
しかもこれも本人の希望どおり攻撃的MFの予定だとか。


本人が通訳を通さず、自分でアナウンサーの質問に答えているのを見てわかった。
俺は本田が嫌いなのではなく、嫉妬しているんだと。

俺なら先輩に対して、きつく言ったりはしない。それが日本人の良さだ。
と思っても、
それが彼のモチベーションの高さなんだと周りはみんな納得している。

さいころから夢をかなえるために必死にサッカーをし、
さいころから世界を視野に入れて英語もちゃんと勉強していた。

俺が本田の良さをわからないのは、自分の持っている物の中でしか判断しなかったから。
俺の持っていないものを持っていることへの嫉妬、だと思った。



今年の成人式をテレビで見た。
女性の中にど派手な花魁おいらん)姿の人が数人いた。
その姿を見て、インタビューに応えていたご年配の人たちの多くは目を丸くして驚いていた。
「自分の孫なら怒る」と。

花魁姿の人にインタビューしていた。
「なぜ花魁なのですか?」
「とにかく一番目立ちたかった。」

「言葉」同様「気質」も世代によって変わるのかなと思った

少し前朝日新聞で見た記事を思い出した。
ずっと昔から言われ続けている言葉「最近の若いもんは」
俺もそろそろ言う年頃。

「自分との違い」を認めることは時間がかかるし難しい。
これからはもっと、人の粗を探さずに、人のいい所だけを探すようにする。