あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

負けてくやしい


一緒に働く女性が店長になることがほぼ決まったらしい。
指名数は早い段階で抜かされていた。
そしてリピート率も抜かされた。
 
待機時間は俺の方が長いから、かろうじて総売り上げだけはまだ勝っている。
 
 
順番としたら、
オーナーがチラシを出さない、というのを聞いた。

俺が女性スタッフに「6月からシフトを変えて自分でやる」と言った。

女性が店長候補になったと言ってきた。
 
 
俺が6月から自分でするのを決めたのは、
・集客に対して、オーナーはチラシを出す気がないのがわかったから。
・売上に対する利率を上げてくれないのも確定していた。
・新規客が増えないから総来客数が一向に増えない、売上が伸びない。
・貯金の底が見えてきた。
 
俺のお尻に火がついた。
自分でせざるを得ない。
まぁ、いいキッカケ。
俺はこれくらい追い込まれないと甘えてしない。
 
 
俺は個人の売上に対する報酬の割合が増えればそれでよかった、店長にはなりたくなかった。
俺が本当にやりたいのは整体。
おしゃべりメインとか、気持ちいいだけのお客さんはこっちから願い下げ。
というのは負け惜しみ。。。

女性スタッフに負けたのは悔しい。
俺は今まで悔しいと思った仕事はない。
スポーツでもなんでもあまり悔しがることはなかった。
勝っても、負けても。

この仕事が始めて。
 
整体もラクゼーションもそう変わらない。
ここでお客さんを掴めないなら一人でやっても同じ結果。
まだまだ学ぶことは多い。
 
・・・・・・・・・・・・・・
 
俺は今まで「なぜ負けても悔しくなかった」のか。
それは、「なぜこの業界だけ負けたら悔しいのか」を考えたらわかった。
 
褒められて育ったから

一番初めの整体の先生やお師匠にも「整体が合っている」とか、「才能がある」と言われた。
俺のことを何も知らないのに、と思ったが嬉しかった。

一番初めにお世話になった接骨院でも褒めて伸ばす教育方針だった。
自分には才能があるんじゃないか。と嬉しく思いながら練習をした。

そして、一番はお客さん。
気持ちよかった、楽になった、痛みが取れた。
うまくなってもっと褒められたい、という思いが原動力となった。
 

今までの人生は褒められることはほとんどなかった。
テストの点数がよくて当たり前、悪ければ怒られる。

いい行いをしても褒められた記憶はほとんどない。
悪いことをした時だけ怒られる。
(いい行いをしてなかったのかな?・・・^^;)

仕事はできて当たり前。
無知があればけなされ、ミスをしたら怒られる。

褒められてこなかった。
小さな成功体験がなかった。
怒られての減点方式。
 

褒められてうれしいのが原動力やから、
金銭的な報酬よりも人のお役にたっているという気持ちの方が上回る。
 

ライバルというのは良い。
これからも
謙虚に、そして貪欲に