あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

初心忘るべからず


悩み

一番の悩みは「俺の時だけお客さんが少ない」ということ。

今のお店のスタッフは2人、俺と女性。

女性が主婦なのでパートさんくらいの働き方。
なので、平日はほとんどどちらか一人だけが出勤するという形になる。

そこで俺が気にして見ているのは、指名客以外のお客さんの数。
女性が一人で出勤している時の方がお客さんが多い。
指名客の数もすでに女性に抜かれ、飛び込みのお客さんも女性がいる時の方が効率がいい。

なので、お店に待機している時間は圧倒的に俺の方が多いのに、総売り上げはあまり変わらない所まで追い上げられている。
 
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この業界で一番初めに働いた接骨院
そこの代表の方がたまに視察で訪れると、その時だけ急にお客さんが増える。
受付の女性が代表のことを「お客さんを連れて来る人」と言っていた。

その時は「そんなことがあるのか?」と思っていたが、
俺がその接骨院に入ってから右肩上がりに客数が増え、
院長からは「築100年のおかげ」と言ってもらった。

あまり信じてなかったが、次の1年半ほど働いたお店でも同じようなことが起こった。
俺が出勤した時は客数が増え、休みの時は減る。

マネージャーは「築100年がいないとスタッフが怠けるから減るのかな?」と言っていた。
それぐらい数字でわかる程、差があった。
 

その効果?が一つ前のお店から全くなくなった。
今のお店でもそう。逆に女性スタッフの時の方が確実にお客さんの数が多い。
何をどうしてそうなるのかもわからないし、気のせいかも知れないがその事が一番の悩みでショックを受けている。

スピリチュアル的な考え方でいくと、俺の考え方や姿勢が影響している、のかな。
 
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接客での迷い。

女性スタッフのお客さんとの接し方は、施術中ずっとしゃべり続ける、といった感じ。
それは、話好きな人にはとてもよく、静かにしたい人にとってはとても悪いやり方。

女性スタッフ自身、そのやり方がいいのか悪いのか迷ったからマネージャーに聞いたらしい。
そしたらマネージャーは「直さなくていい。どうせ直らないでしょ。それが好きな人は帰ってくるし、嫌いな人は来ない。」と言ったとの事。
俺もその意見には賛成した。それがその人の個性だと思う。

一番初めの接骨院の方針もそうやった。もっと極端やったけど・・・
めっちゃ好きな人だけ来てもらったらいい。
イヤだという人に無理に来てもらわなくていい。
好き嫌いがハッキリする方法、狭く深く。

それを女性は知ってか知らずか実践しており、指名の数はうなぎのぼり。
そして、そういうピッタリあった指名のお客さんのリピート率は高く、早い。

俺は浅く広く。
だからリピート率は今の所、女性よりまだ高いが指名の伸びは遅い。
お店にとってはこっちの方がいいんやろうけど、今の働き方は個人。
もっと個性が必要か。

前に師匠から「もっと自分を出せ」
と言われたことがある。
自分の個性とは?
 
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施術での迷い。

施術を大きく二つに分けると、
「ゆっくりとリラックス」(リラクゼーション)
又は
「がっつりと治療」(接骨院
かな

(自分の中の解釈)
筋肉をほぐすのに、必要なのは力と時間。
強い力なら短い時間でほぐせるが、(引っぺがすイメージ)
弱い力なら長い時間が必要になってくる。(緩める)

俺は体のためを思い、弱めの力でしようとする。
でも、多くのお客さんは短い時間でスッキリしたい。
それが長年続くと体は余計に疲れやすくなる、としても。

これは経験であり、数字的な証明はできないが強い力を筋肉に与えるとその時はほぐれる。
ただ、筋肉はそれに耐えられるように、より硬くなっていくんだと思う。
結果、血行が悪くなり余計に疲れやすい体になっていく。
それは10年、20年、30年単位でないとわからないと思う。

だから俺は良かれと思って説明しながらそういう施術をするが、お客さんはそれを求めていないのかも。
結果より過程。
「痛気持ちいい」を求めてくるお客さんが多いんだと思う。
 
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芯をしっかり持つ。
それが時代に求められれば結果に繋がるし、合っていなければそれで終わる。

俺のやり方はすぐ、そして多くの人には求められないやり方なのかも知れない。
だいぶん前に、もう二度と行かないと思った気功整体の先生のように、施術者のエゴで終わってしまうのかも知れない。

整体屋ではなく、リラクゼーション屋に来ているお客さんだからその人達の求めているであろうことを提供するのが今はいいのかな。
自分の手技をしたいならやっぱり自分のお店を持つしかないのかな。

ラクゼーション屋さんには癒ししか求めて来ないのか?
そこで疲れが取れたり、痛みが取れたりしたら要求を超えたサービスを提供する。ということにならないのか?
 
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いや、そもそも最近の俺はお客さんの要求に応えられているのか?
要求に応えた上で、付加価値を付けようとしているのか?

最近の俺は「俺の技術を提供したい」になっていた所がある。

だからまず必要なのは、お客さんの要求を知ること。

初心忘るべからず