少し前から「利用者さんのご両親」の言い方を迷っていた。
「ご両親」だと、両方いない場合もある。
「親御さん」という言い方は難しいか?
ってことで「お父さんかお母さん」と言うようにしていた。
先日、所長に説明する機会があった。
所長に「お父さんかお母さん」と言うのはおかしいから、説明の中で「ご両親」という言葉を使った。
すると「彼の家はお母さんだけ。両親という言い方は気を付けて」
俺「何て言えばいいですか?」
所長「家の方とか家の人」
これに納得。
やっといい言い方がわかった。
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最近、女性陣の会話(愚痴)にNさんが出てくる機会が増えた。
Nさんは自分の1か月後に入った男性。
始めは自分より皆と話しているなぁと思ったけど、どうやらNさんの返し(返事)が気に入らないことが多いらしい。
自分も少し前にあった。
送迎から戻ってくると俺の上着が無くなっていた。
職員さん達に聞くとNさんが間違って利用者Nくんに渡してしまったことがわかった。
利用者Nくんは何を聞いても返事が「はい」になってしまう。
職員Nさんが「この上着Nくんの?」と聞くと「はい」と答えたから渡したとのこと。
この一連のやり取りで自分は納得できたけど、女性たちが怒った。
会話の中で職員Nさんが俺に謝らなかったのが原因。
俺もそこは気になったけど「そういう人なんだ」と思って怒るまではいかなかった。
でも女性たちはイラっとしたらしい。
それは「いくら利用者Nくんがはいと言ったとしても原因は職員Nさんなのだから謝るべきだ」という思いからやろう。
その件でも女性たちは陰でコソコソ言い合っていた。
で、この上着自体は数日後に返ってきた。
そして服が返ってきて更に数日後にNさんが謝ってくれた。
周りで聞こえていた女性達は驚いていた。
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その職員Nさん、他にも色々ある。
俺に対して「お世辞かと思いました」
これは俺が利用者Nくんに対してメチャメチャ褒めたのを聞いたNさんの感想。
利用者Nくんはとある作業をすると手がよく止まる。
指示をしないと何をしていいかがわからなくなるみたい。
でも先日、ある程度指示はしたけど一日で完成させた。
それを見て俺は喜んだ。
綺麗にできた。その日の内に完成した。これだけですごいこと。
でも職員Nさんはそこら辺がわからずに作品だけ見て、「そんなに喜ぶことか?」と思ったんやろう。
もしかしたら一般人と比べているのかも知れない。
だから「お世辞かと思いました」という言葉が出たんやろう。
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もう一つ俺に対して。
先日イベントで職員皆で順番にした作業があった。
俺の次はNさん。
Nさんの順番になって近くまで来たのはいいけど、俺と交代しようとしない。
そこで「代わってもらっていいですか?」と聞くと返事が「いいですけど」
俺はその時「けど何や?」と思った。
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Kさんに対しては「せっかちですね」と言ったらしい。
Kさんの言い分「君が遅いんや」
確かにKさんはせかせかする部分がある。
そしてNさんの行動は全てがゆっくり。
Nさんの行動を基準にすればそういう感想が出るのもわかる。
ただ、Kさんはこれを言われてなんかモヤっときたらしい。
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利用者さん達を休み時間に公園に連れていくことに関して、
Mさんに対して「公園に何しに行くんですか?」
Mさんの言い分「何をするんですか?とか何をしたんですか?じゃないですか!?」
そこで俺は答えた。
「もしかしたら彼の中でこの仕事はこうあるべきという設定が高いのかも知れませんね」
MさんはNさんの言葉を聞いて何か違うと感じたらしい。
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目標設定が高いとそれに届いていない場合「何でそんなことをするのか?そんなことをして何になるのか?」という疑問がわくやろう。
そしたら「何しに行くんですか?」という言い方になるやろう。
対して俺や他の職員さん達は「元気に機嫌よく事業所に来るだけでもすごい」と思っている。
事実、テレビを見て機嫌が悪くなってそれが原因で来なくなったり、来ても荒れたりする子がいる。
俺が入る前はもっとひどかったらしい。
それを思えば皆落ち着いてきたし成長している。
それを考えたら「何しに行くんですか?」という言い方にはならないやろう。
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返事や言い方に気を付けるには、信念に気を付けないといけないと思う。
言葉使いがおかしい人は信念を変えないと言葉使いも変わらないと思う。
信念を変えるには人と話すことが必要。
言われて不快に思った人はそれを伝える。
現状認識。
言った人にも言い分があるやろうからそれを聞く。
相互理解。
今後どうしていったらいいかを話し合う。
方向性の確認。
これには方向性を決める人の意見が必要。
ということで、陰で愚痴を言っても何も変わらない。
ブログで書いても現場は何も変わらない。
話し合いが必要。