あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

考えて、考えて、考える 本

考えて、考えて、考える
丹波宇一郎/著
藤井聡太/著

 

★★★★★
かなり面白かった。


新聞で紹介されているのを見て、藤井聡太が好きやから借りてみた。
2021年に丹波宇一郎さんと藤井聡太さんが対談した時の本。
対談本やけど、丹波さんが藤井さんに質問する場面がほとんどやったのがまた面白かった。


丹波宇一郎:伊藤忠商事株式会社名誉理事。元中華人民共和国駐箚特命全権大使
藤井聡太:今の呼び方は藤井竜王
二人は63歳差。


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目次

はじめに 丹波宇一郎
第1章 「強くなる」ために何をするか
第2章 「勝つこと」がいちばんじゃない
第3章 学びの本質
第4章 自主自立の生き方
第5章 AIとこれからの世界
王位就位式 祝辞 丹波宇一郎
おわりに 藤井聡太


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印象に残ったキーワード。
・謙虚
・好き
・探求心
・振り返り
・集中力
・自分を信じる
・やり切る
・プロとして
・環境
・負けず嫌い
・勝とうとせずに負けないようにする
・諦めない
・乗り越える
・死ぬまで努力
・すべきこと
・目標は自分で設定
・新聞、読書
・深く考える
・直感
言語化
・趣味
・AIを利用して自分を高めていく
・自分なりに考えて判断する
・楽しい
・新しい局面


丹羽
横の連携と語学、AIの活用が必要になります。


王位就位式 祝辞 丹波宇一郎
「いかなる厳しい世の中でも、人を育てるのは社会、各分野の先輩の方々である。永世七冠は一時期お預かりをしたものである。この心構えを忘れることなく、初心にかえり、謙虚に棋士、そして社会人として精進するよう望んでいます」


羽生善治さんが国民栄誉賞を受賞されたとき、お父様が羽生さんに送った言葉を、丹羽さんが藤井さんの王位就位の時に贈った言葉。


おわりに 藤井聡太
私の関防印(色紙の右上に押す印)の「無極」のように、どこまでいっても極まることのない成長に向けて、努力を続けていきたいのです。


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師匠から教えてもらっているような内容を、彼らは自分の体験で理解して実行している。
自分は師匠から教えてもらっても実行できてない。


この本を読んでわかったのは、どんな道(仕事)であろうと、一生懸命やれば到達する考えは似てくる。
そしてそれは頭でわかっただけでは何の意味もない。


大切なのは、自分で課題を設定して、乗り越える、そしてそれを一生続けていくということ。