あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

探すクセ

自分には探すクセがある。
「調べ物」と書けば見栄えはいいかも知れないけど、自分の中では散漫としている状態だと思っている。


例えばゲーム。
今、やりたくてやってないゲームが3本ある。
この内2本はお金を出して買った物。
他にも無料で手に入れていつでもできるけどやってないのは10本以上ある。
本当にやりたい3本だけでも、全部クリアするのに1か月くらいかかると思う。

それなのに「他に面白いゲームはないか?」と探してしまう。


話は変わるけど、今、ゲームの数え方が気になった。
無意識で書いたのは「本」。
でもなぜ本?と思って調べると、


「昔はカセットだったからゲームソフトの数え方は本」
今は数え方の混在している境目の時代なのでしょうね。
月日が流れるごとに本から枚に変わっていくのでしょう。


などとあった。

 

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話は戻って、探すクセ。
例えば動画。
少し前、前の仕事の人の勧めで「SPY×FAMILY」が面白いと教えてもらった。
無料で見るためには、どこかのサブスクに登録して、無料期間中に見るしかない。


その一覧を載せているサイトがあった。

アニメ|SPY×FAMILY(スパイファミリー)の動画を見逃し含め全話無料で見れる配信サイトまとめ


自分はこの中からアマゾンプライムを選んだ。
その理由は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」も見れることがわかったから。


アマゾンプライムの無料期間は約1か月。
それを過ぎても月500円。
しかもアマゾンプライムの特典は多く、他のサブスクと比べてもコスパがいいと評判やった。
だからもしかしたら延長して使うかも知れない、が、なるべく無料期間でやめたい。


また話が反れた。
「せっかく登録して無料期間が1か月あるのだから」と他の動画を探した。
すると、見たかった映画がいくつかあったから、ウォッチリストに追加した。
これだけで1か月くらいかかりそう。

それなのに、他にないかと探している。

 

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探すクセ、例えば本。
すこし前、ラジオで「自分に合った本をAIが探してくれる」という話を聞いた。
それを聞いてネットで調べるとこのサイトがあった。

 

アプリ、AI、人力… 「本との出会い」をサポートするサービスを集めてみました|QUMZINE by Filament, inc.


この中で紹介されていたこれをしてみた。

AIがおすすめの本をセレクト - AI選書サービス BOOK4U


その結果がこの6冊。


日本三文オペラ - 武田麟太郎
女生徒 - 太宰治
生まれいずる悩み - 有島武郎
変身 - フランツ・カフカ
学問のすすめ - 福沢諭吉
注文の多い料理店 - 宮沢賢治


全部、青空文庫 Aozora Bunkoで読めるものやった。
つまり、著作権が切れて無料で公開されている作品達。

 

あのサイトで紹介するのが著作権が切れた作品だけなのか?
はたまた、俺を分析した結果、「無料しか読まないでしょ」と思ったのか?
違う回答をしていけばわかるやろうけど、面倒やからやめた。
なんにせよ、無料で読めるし、読んだことがないし、せっかく勧めてくれたからいつか読んでみる。


で、読んでいないこの6冊があるのに、今日の新聞で紹介されていた「シン・ニホン 安宅 和人/著」と、どこかのサイトで見た「考えて、考えて、考える」藤井聡太丹羽宇一郎の対談の本も興味が沸いて2冊とも図書館で貸し出し中やから予約した。

 

この記事を書いている最中に見つけたこれもやってみた。

 

いま、あなたにピッタリの「本」占い | MIRRORZ(ミラーズ) 無料の心理テスト・診断・占い


ここで紹介されたのが、「タイタンの妖女 カート・ヴォネガット・ジュニア /著」
で、これも読みたくなって調べるとこれは借りれるみたいやから477ページもあるけど図書館で借りることにした。

 

初めの6冊の内、1冊も読んでいないのに他を探してしまう。

初めの6冊はネットでいつでも無料で読めるから、という理由で他を探してしまう。


こんな感じで、どれも実行しないのに次を探す。
この癖は何なのか考えてみた。


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まず、集中力がないからやろう。
集中する人は一つ見つけたらまずそれを終わるまでやるやろう。


ゲームなら一つのゲームをとことん遊び尽くすやろう。
アニメや映画をとことん、と言うと感想を書いたり自分の言葉で説明できるくらいにするやろう。
本も、何回も読むか、自分の身につくまでとことん読むやろう。


集中力がない故に、何もしない段階で次を探してしまうんやろう。


「まず」と書いたけど、集中力の無さ以外思いつかない。


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勉強もそう。


1ヶ月ほど前、「このゲームをやめて、断捨離をしたら勉強に集中しよう」そう思っていたのに、断捨離が終わったらゲーム、アニメや映画の動画、本を探しまくっていた。
そして「これらが終わったら勉強しよう」と考えている自分がいる。


前に何かで見た。
「時間があったら勉強する」と考えている人は、いつまで経ってもしない。
本当にそうだと思う。


本当に勉強する気があるなら、ブログも書かず、「アマゾンプライムも無料期間が終わるまで」と言わずにすぐ解約し、ゲームも買わず持っているのもせず、関係ない本も読まずに勉強に専念する。


他に言い訳を作って勉強に専念しないのは、集中する気がないから。


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だからこそ、しばらく「楽しむこと」に集中しようと思う。


5/1読売新聞で関口仁子さんという人が紹介されていた。


原子核で働く力の解明で猿橋賞受賞
元々は、猛烈な歴史好きの「レキジョ」だった。


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養老孟子さんや香川照之さんは小さい頃から昆虫が好きだったらしい。
昆虫に夢中やった。
それが今も仕事に結びついている。


「何かに夢中になれる」ということは「何でも夢中でできる」ということ。
そしてその「夢中になる」ということが何をするにも必要なんやろう。

 


「これをしてたら時間を忘れる」

それが俺にとってはゲームやった。
今はゲームをしててもあれやこれや考えてしまって集中できていない。
だから夢中になることを取り戻す。
からしばらくアニメでも映画でも見たいものは見て、したいゲームをして、時間を忘れて没頭するということに専念する。


探すクセは集中していない証。
だからなんでもいいから集中・夢中・没頭・熱中してみる。
それが今の俺に必要なことだと思う。


今ここに生きる。
それが万事に繋がる。