あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

問題

以前、リラクゼーションで店長代理として働いていた時、
お客さんの動線に問題はないか?
スタッフの案内でわかりにくい言葉はないか?
などなど、「問題点を解決しよう」と考えながら働いていた。

 

そんなある日、クリーニングから返ってきたタオルを棚に仕舞う時間がえらい長くかかった時があった。
いつもなら「袋から出す」「ヒモを切る」「棚に仕舞う」これで終わるから、ストップウォッチで計るまでもなく「すぐに終わる仕事」として認識していた。

 

なのに偉く遅い。

その作業から戻って来ても何も言わないから「時間かかったね」と言うと、「シワクチャやったから畳み直してた」とのこと。
それを聞いて俺は「報告してよ」とお願いした。

 

今まで綺麗やったのに、畳み直さないといけないくらいシワクチャで届いたのならそれは問題や。

クリーニング代の中にアイロンの代金が含まれているのかどうかは知らなかったけど、質が下がったのならそれは「委託先に苦情を言うレベル」だと思った。


次にクリーニングが届いた時、配達の人に待ってもらって状態を確認したら本当にシワクチャやった。
だから配達の人に、伝えるように言った。

すると「一応言いますが、どうたらこうたら」と言い訳をしてきた。
だから俺は「やる前から言い訳は聞きたくない」と、途中で話を切った。

 

その後、畳み直す必要はなくなった。

 

・・・・・・・

 

今のお店横のスーパーのレジは確か5列。
それぞれに自分でお金を入れる機械が2台ずつ置いてある。
機械が2台あるから、前の人がまだお会計中でも次の人のレジ打ちができる。

 

それが導入された時、「お客が減った理由はそこじゃない」と思っていたけど、実際会計を待つ時間が短くなると「いいもんだ」と思っていた。


先日、そのスーパーで買い物をした。
前の人が機械でお会計をしている間に、商品が1個だけやった俺のレジ打ちは一瞬で終わる。

だから俺は商品を渡した瞬間、2台目に向かって歩いていた。
しかし、店員さんが「すいません、こちらで」と、まだお会計をしている方の機械を指さした。

 

2台目は空いている。
そして1台目はまだお会計中。
他のレジの機械も空いている。
それなのに「1台目の後ろで待て」と。

 

しょうがなく待とうとするが、どうやらエラーか何かでスタート画面に戻ってしまった。


俺は店員さんに「まだかかりそうなんですけど」と言うと、
店員さん「すいませんが、お待ちください」

 

それを聞いた会計中のお客さんは慌てたのか、イライラしたのか、機械を押す手がセカセカしていた。
そりゃそうやろう。

 

その時、俺も店員さんも突っ立っていた。

 

・・・・・・・

 

「俺は待てる」つもりやけど、こんな風に無駄に待つのは嫌い。

 

もし店員さんがレジ打ちを間違ったのなら、その場でやり直したら問題解決していた。
やり直しができないシステムエラーなら、そう説明して二度と起こらないようにしておけば二度と同じ無駄は起きない。

 

店員さんは違う人やったけど、同じことは前にもあった。
だから余計に腹立った。


大切なのは、これを次からに活かすこと。
同じ失敗を繰り返さないこと。

自分は自分で、焦らせてしまったおばちゃんと店員さんに気の利いたことが言えるように次に活かす。


師匠曰く
人を批判せずに助けてあげよう
助けてあげられないなら、自分がすべきことをしよう


もしかしたら、店員さんは問題を問題と捉えることができないのかも知れない。
だから人に「べき」は求めない。