あっ草花

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仏像が盗まれた件

長崎県対馬市観音寺の「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」が盗まれた事件

仏像返還問題 韓国の寺の僧侶ら、15日も観音寺を訪問へ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00242234.html

面会は実現しなかった
お寺は閉まっていたらしい

観音寺の住職は「盗んだものを持ってくるまで会うつもりはない」

それに対して韓国の僧侶は
「礼儀の違い、寺はいつでも開かれているべき」
と言っていた。

その通りだと思う
ここは日本が悪い

でも、盗ってから「元は自分の物だから返さない」がおかしい
盗む前に正式な形で要請していればよかった

韓国側が訪問時に1万ウォン(約870円)で販売されている寺の公式マスコットを持参したらしい。
お土産は金額ではない。
けど、これはちょっとバカにしている感じがした。
状況に合っていない。
 
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この件に関してではないが、以前に師匠が言っていた
建物や仏像、水晶や壷など、物に執着するのが宗教で、
物にこだわらないのが哲学だと。
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今回の発端は盗難。
だから盗難しなければ問題はなかった
でも、盗難されてからは日本にも落ち度がいくつかあるような感じがする

韓国側は
「韓国の大田地裁が2月、観音寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで日本側に返還できないとする仮処分を出した」
 
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少し前「ビートたけし超訳ルーヴル」でやっていた

美術品を戦利品として持ち帰るのが当たり前だった当時、特に多くの戦利品を収集したのがナポレオンだった
戦争に負け続けると各国から「美術品を返せ!」となり、国際会議であるウイーン会議でも返却命令が下された
ナポレオンの参謀ドゥノンは外国から美術品を没収する際、奪うのではなく破格の値段で買い領収書を貰っていたので、ウイーン会議で返還を求められても領主書を盾に交渉し、返還要求をかわし続けていたらしい
そして1857年、全ての市民に美術品を公開し、現在のルーヴル美術館が誕生した

これは証明できている
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日本が略奪していないことが証明できれば、
この問題は解決できる。

仮に略奪したものであるなら、過去の過ちはいくら過去でも償うべきである。
韓国が「返さない」と言っているのも一理ある。