あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

未来予測に必要なこと

前回、図書館で未来に関する本を5冊借りた


その内、
「2030年日本」のストーリー
牧原 出/編著
発売日2023/2/23
これは毛色がだいぶん違うから除外すると残りは4冊


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2035年の世界
高城 剛/著 
発売日2014/10/23


2040年の未来予測
成毛 眞/著
発売日2021/1/8


2030未来への分岐点 1 持続可能な世界は築けるのか
NHKスペシャル取材班/編著
発売日2021/9/28


2030未来への分岐点 2 テクノロジーは神か悪魔か
NHKスペシャル取材班/編著
発売日2021/11/27


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俺の予想に一番近い内容やったのが
2040年の未来予測 成毛 眞/著


未来は科学技術の発展によってこれだけ楽になりますよ
という内容


予想が一番外れたのが
2035年の世界 高城 剛/著


あぁこんな世界もあったら楽しいね
という空想に近い考え方が書いてあった
発売日が2014年なだけあって、現時点で外れていることもいくつかあったけど、そんなことが気にならないくらいに楽しく読めた


2030未来への分岐点 1 持続可能な世界は築けるのか
これは環境に関して「このままいけば地球が危ない」ということが書かれていた


2030未来への分岐点 2 テクノロジーは神か悪魔か
これも俺の予想した内容が書かれていた
内容自体は「あぁそんなことまでできるんや」というのはあったけど、結局は「科学技術は使い方次第」ということ


それに関しては下記でまとめよう


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少し前、読売新聞[あすへの考]で
【デジタル時代の死生学】死者のAI再現は冒涜か…上智大学教授 佐藤啓介氏 47という記事を見た

有名人の再現は、多くの問題を引き起こすことが容易に想定されます。政治的な発言をさせることはいかに問題含みなことか。一方で、亡くなった家族らを再現するのはどうでしょうか。「死者とまた会いたい」という素朴な願いは理解できる気もします。


「不滅の魂」というものが存在するとしたら
この「魂」という考え方を取り入れれば「死者のAI再現は冒涜か」という問いに答えが出ると思う


「見えないだけ」で魂は存在している
そして魂に本人の意思がある


だから本人(魂)がAIによって再現されることを嫌がれば冒涜になるやろうし、面白がれば許されるやろう
残された人のためにすることであっても、亡くなった方の意思を尊重することの方が優先されるべき


対策は遺書を残すことやろう

 

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次に、誰が何のためにそれをしようとするのか?が大切


例えば、
親が子の将来を憂うあまり、子どもの意思を無視して進学校に行かせようとする
子どもは反発してグレル
なんて話を漫画などでよく見る


親だから子供の意思を無視していい訳ではない
同じ様に生者が死者の意思を無視していい訳ではない


遺書を残していないのなら「あの人ならどう考えるやろうか」そう思いやることが大切
その問いに対して出てくる答え(思い浮かぶ思考)は人によって様々やと思う


そうなった時に誰の意見(浮かんだ思い)を優先するかは、また話し合いで決めたらいい
誰のためにするのか?
何のためにそれをするのか?
そういう議論という過程を得て出た答えなら、第三者が「冒涜だ」と言ってくるような表現方法にはなりにくいやろう


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今回のAIによる死者の再現と同じように、デザイナーベビーのような医学の発展による「人(臓器)を作り出すことの是非」にも倫理面の問題がある


そこで意見が二分されるとしたら「科学推進派」か「反対派(慎重派)」


科学技術の発展は倫理面の議論と同時に進めるべきという人と、純粋に科学の発展だけに寄与したい人もいる


俺は「科学技術の発展は倫理面の議論と同時に進めるべき」だと思う
倫理面を考える上で、「魂」という概念を取り入れるといいと思う


「死者の再現」に対する自分の考えはさっき書いた
「人を作り出すことの是非」への考え方も、「魂」という概念を取り入れれば「どれだけ生きるかよりどう生きるかの方が大切」になると思う


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だから科学技術の発達に関しては、


嘆くのではなく喜ぶ
逆らうのではなく流れに乗る
頼りきるのではなく使う


こういう考え方でいこうと思う


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未来に関する本の中の一冊には「科学の発展によって人間の生活は便利になる」ということが書かれていた
それで人間は成長するのか?


今のままの未来では環境問題が深刻で地球がもたないという本もあった
これには、今までの科学の方向性ではダメなことがわかったから違う使い方が必要ということ

 

362. 気候変動の転換点(tipping point) | 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

気候変動に関する議論では、人為的な活動のせいで、地球が次第に不可逆性を伴うような大規模な変化を伴う転換点(tipping point-注:温室効果ガスなどの変化が少しずつ蓄積していった結果、ある時点を境に劇的な変化を起こす現象)に達しつつあるとされています。突然の不可逆的な変化をもたらすティッピング・ポイントを回避するために、温室効果ガス排出を削減する政治・経済的なアクションがもとめられています。


未来の予測をする時、自分のことだけ考えていたのでは人間が住める状態の地球が無くなってしまう可能性が高くなっている


改善するには科学の力も必要かも知れない
でもそれ以上に人としての生き方が問われている


今期のドラマで一つだけ見続けているのが「転職の魔王様」
この中の決め台詞みたいなのが「あなたの人生、このままでいいんですか?」

 

大切なのは、どれだけ生きるかよりどう生きるか