あっ草花

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池上彰の宗教がわかれば世界が見える 本

池上彰の宗教がわかれば世界が見える
池上 彰


面白かった。
本の題名に納得。
今見るニュースの多くは宗教(の歴史)に関連していることが多いから、宗教がわかれば今の世界のニュースがわかる。

前に読んだ「面白いほどよくわかる世界の宗教」は世界の宗教が全体的に出てきたけど、
今回のは、仏教とイスラム教のことが多かった。


読んでてイスラム教がちょっといいな、と思った。
でも決まりが細かくてめんどくさそうやから入ることはない。

本の中でC・W・ニコルの言葉が紹介されてた。
「日本に来て一番よかったことの一つは、宗教からの自由だ」と言ったそうな。

インタビュー形式で池上彰と色んな人が対談していたけど、全員が「日本人は無宗教ではない」と言っていた。
宗教に関心がないのではなく、どの宗教も許容しているんだと言っていた。


そこでふと思った。

許容と無関心の違いは?
それは認めているかどうかやろう。

「(投げやりに)どれでもいい」とか「知らんがな」ではなく「全てにいいね」
言われて納得。

一神教でもいいね。
神様の名前の呼び方が違ってもいいね。
神様が八百万いてもいいね。


読んでいて自分は仏教の考え方が一番腑に落ちた。
初七日や四十九日の意味がわかった今、お経(お葬式ではなく)は必要だと思った。
でも今の葬式仏教は嫌い。

そこでわかった。
今のお葬式が高すぎると思うのは、お坊さんにお金を渡したくないのではなく、今のシステムに使うのが嫌なんだと。

やはり大切なのは形より気持ち。



もしも俺が神様だったら。

奇跡を起こせる力を持った人を「この人見習いなさい」という思いで世に送り出したのに殺されてしまった。
それでは、と「神様の言葉を伝える人」を送り出して神様の言葉を正確に伝えることに専念したのに派閥争いが起きてしまった。

何しても争うね。
うーん、もう預言者出すのやめようか。
リセットボタンを押して一からやった方が早いかな。
このまま見守ろうか、どうしてくれろうか。



自分なりの宗教のまとめ


Q:あなたは神を信じますか?
A:はい、信じます。

Q:その神の名前は?
A:名前はない。あえて言うなら愛と光。

Q:他宗教との違いは?
A:私のは宗教ではなく、哲学。ルールも裁きも罰則もないこと。

Q:あなたにとって宗教とは?
A:信じる心を養うための知恵であって欲しい。前と同じ。

Q:あなたにとっての神とは?
A:それ以上でも以下でもない、神。

今ある宗教で一番近いかなと思うのは仏教(詳しく知らんけど)
ただ色んな宗派があるのも見てもわかるように今ある宗教は人の欲が介在しすぎてる。
そこが問題。

宗教間の争いを無くすための解決策は、隣人の幅を広げること。