少し前
室長といつもの現場周りの車中
「壊れた部品を無料にしてくれ」というお客さんへの対応に困っていると愚痴をこぼした
「横で聞いてたけど、まぁ今のうちはあれぐらいでええんちゃう?」
オレの言葉では説得、納得してもらえなかったから結局現場担当の人に対応してもらった
業者さんにお願いして無料で部品を届けてもらった
これは現場担当とその業者さんとの長い付き合いからできたお願い
そして今回泣いたのはその業者さん
今年で現場担当が定年であること
後々修理依頼は俺が担当すること
それらを考えると不安だ、と相談した
オレ「現場担当の人から聞いたんですけど、そういったことには社長はお金を出さないらしいですね。会社がお金を払ってくれないんでしたら、今回みたいな業者さんに泣いてもらうしかないと思うんですけど」
室長「飛びすぎや、なんでそこまで話が飛ぶねん、今回の部品は何やて?
その部品の保証期間は?それは何に書いてあるねん」
オレ「契約書、保証書、契約図面」
室長「そしたらそれを読んだらええねん、それに全部書いてあるわ」
すなわち会社がお金を払う義務はない、ということ
一理ある
ただ今回は、昔いた営業さんが
「10年くらいは小さな工事は全部無料でしますよ」と言ってしまっているからこその悩み
それを考えていると
室長「ただ、それが全てじゃないよ、やっぱりお客さんはお客さんや
自分たちが今やってることはお客さんにとってはいいことやで、業者は泣いてるけどな
まぁオレもこんなん言ってるけど、いざ自分と同じ立場にたったら同じようなことするかも知れへんけどな」
この一言
言うか、言わないか
これはオレに対する期待の表れか
言わなくてもいいこと
オレの進む道を教えてくれている
期待も何もなければ言わないやろう
言えるか、言えないか
人間の大きさがわかる、弱さを見せてくれる所に人間的な魅力を感じる
以前は・・・
これがもし社長なら
「そんなん契約書には何も書いてないんやからウチは払わへんよ」
で終わってたやろう
まぁ社長はこれでええか
現場担当さんにもありがたい言葉をもらった
「自分はまだ若い、これから色々経験していったら言葉に重みが出てくる
そしたら同じようなこと言ってもお客さんはわかってくれるようになるねん
まだまだこれからよ、経験経験」
いい上司に恵まれた
ただ社内全体仲が悪い
やからホウレンソウ不足でいらん仕事が増える
室長と現場担当も俺にはやさしいのにお互い話さない
パートの女性も・・・
しかも社長が輪をかけてかき乱す
営業さんに言われた
「自分の年頃が一番血気盛んな頃ちゃうか
40代になったら言うだけ無駄やってわかってきて
50代になったら関わりたくもなくなるねん」
人によるのでは。。。
でも朱に交われば・・・
終わりが悪いので
今日の上村愛子
あの涙は努力の結晶
努力したから出た涙
同郷、出身が同じというだけで不思議な感じ