あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

劣等感

昨日の7/12家の近くでセミの合唱が聞こえた。
「ようやく」という気がした。

7月頭やったかな?今年初、セミの声が聞こえた。
そして1週間くらい前から何か所かで聞こえ、昨日、近くの神社でようやく合唱となった。

そんな昨日は師匠の講演会があるから仕事は休みにした。
朝はいつも通りに起きて、かなり久しぶりに1時間半ほど掃除をした。
汗だくになったからシャワーを浴びて、期日前投票に行って、喫茶店で時間をつぶして講演会。


講演会の前日、市報で「俳人 鬼貫」の特集を講演会の会場近くでやっていることを知った。
だから講演会が終わり、皆で昼食を食べて、その後一人で博物館へ行った。

隣にある建物には入ったことがあったけど、今回展示していた兵庫県の登録博物館とその隣の美術館には初めて入った。
美術館では画家?絵本作家?の展示があった。
両方とも見たけど、よくわからなかった。

鬼貫直筆の書は、達筆すぎてほとんど読めず。
横の解説ばかり読んで、書自体は眺めた。

絵の方は、2点ほど引き寄せられる物があったけど、何がどういいかはわからず。

昨日は自分に芸術的センスがないことを実感した。


ブログにまとめたいことは、何から書こうか迷うほどいっぱいある。
時事ネタもあるからそれから先がいいような気もするけど、出だしで昨日の講演会に触れたから今回はその繋がりを。



講演会に一緒に参加した勉強仲間のNさん。
度々イライラさせてくれる人なんやけど、昨日もそうやった。

Nさんは、なぜか会う度に俺のお店の来客数を聞いてくる。
昨日も「それで最近お客さんはどうなの?」と聞いてきた。

一時は鬱陶しいから「まあまあです」と答えていた時期もあった。
昨日もイラっとしたけど、久しぶりに先月と今月の数字を正直に答えた。

しかしそれに対する反応は皆無。
そして自分の話は「そろそろしないといけないと思っている」だけ。


師匠からもちょくちょくお客さんの数を聞かれる。
ちょっと言いにくい時もあるけど、師匠には正直に数字を答える。

でもなぜかNさんにはイラっとしてしまう。
「もう今後一切聞かないで」と言おうかと思った。
でも、そうすると師匠の質問も否定することになる。

だから今回は、なぜNさんにはイラっとするのか?を考えてみた。



まず、一般的にはどうなのか?
上場企業は細かい数字まで表示しないといけないのだと思う。
非上場でも利害関係にある企業間同士なら、年商は明らかにするやろう。

だから非常識ではない。
まぁ、会う度に効いてくる人はいないやろうけど。


次に、俺の売上が少ないから恥ずかしくて嫌なのか?
そう思って、増やして想像してみた。
それでもやっぱり聞かれるのはイヤやった。


そこで、聞いてくる人を変えて想像してみた。

師匠と今は亡き、お世話になったU先生なら、報告と言った意味でお伝えするやろう。
両親や友達なら、雑談と思ってするやろう。

次に異業種交流会の人を考えた時、「聞いてこないやろうけど、言うかな?」と思った。
そこで「なぜ聞いて来ない」と思ったのかを、「聞いてきたら俺が相手に対して何と思うか」という視点で考えた。

・そんなこと聞いてどうする?
・俺と比べてどうするの?
・俺の売り上げがビジネスに関係ある?ビジネスの話をしましょうよ。

利害関係があるなら、信用調査といった意味で必要やけど、そうでないなら「聞く必要がない」こと。
それを敢えて聞くのは、何というか・・・。

山本七平さんの本ではこういうモヤっとする時でも、「それだ!」って言葉で表現していることがよくある。
山本さんは、そんな「何となく」や「うまく言えないけど」を言葉にできる人。



話が逸れたけど、異業種交流会のメンバーも講演会に来ている人や勉強会に来ている人も、俺は仲間やライバルとしてみてる。
そういう人から売上を聞かれるのがイヤなんだとわかった。

では、なぜそういう人達だとイヤなのか?

たぶん、やっぱり劣等感があるんだと思う。
答えると比べられる。
比べられたら数字的に負けるのがわかってる。
だから聞かれたくない。


いや、でも待てよ。
Nさんは整体のお客さんはほとんどゼロ。
比べたらアカンけど、負けてるとは思わない。
だから、Nさんに対しては「劣等感で聞いて欲しくない」訳ではなさそう。

たぶんNさんに対しては求めてるんやと思う。
・俺のことはいいから自分のことに専念してよ。
・俺と比べてどうするの?
・人の財布を覗くような真似をするな。

なぜこんなしょうもないのか。
次元が低いのか。
くだらないことを言ってくるのか。

今まで積もったイヤなことが先入観となって、質問されること自体がイヤになってるんだと思う。

だからNさんに対しては、できの悪い家族だと思うようにする。



お世話になった人や、家族、友達から聞かれでも腹が立たないのがわかった。

仲間から聞かれてイヤなのは、劣等感があるから。
劣等感を持たないようにするには、人と比べないこと。
それでも比べてしまう人は、相手が家族だと思うようにすればマシになる。
家族に対して劣等感を持っている人は、とことん本音を言い合うかとことん避けて通るか。

逃げてもいつかまた必ず同じ壁に当たる。
それなら逃げずに乗り越える努力をした方がいい。

今後の俺の課題は「相手を家族と思えるかどうか」
相手が家族だと思えば、何も求めないで済む。
思うことができなければ、またイラついてしまう。

その場合は一度聞いてみよう。
「なんでそんなに俺のお店の来客数が気になるんですか?」

おそらく、Nさんは「気にかけてあげている」と答える、と思う。
それと、もしかしたらNさんにも劣等感があるから、かも知れない。