G20に関してまとめようと思ったけど、時間がかかりそう。
それに、安倍さんが最後に「大きなミス」という大きなミス発言をした。
これに関して浮かぶ思いの方が明確。
ということでこっちを先にまとめた。
問題点は2つ。
・お城にエレベーターは必要ないのか?
・首相が公の場で発言した、ということ。
・お城にエレベーターは必要ないのか?
これに関しては名古屋の件が参考になる。
目的が「史実に忠実な再現」ならエレベーターはある訳がない。
だから「無い」のが正解。
しかし、その目的自体が「これからの時代に適っているか?」が問題。
目的を決める時のスタート地点に、「これからのバリアフリー社会を考える」という視点が加わっていれば、自ずと目的も変わってくるはず。
バリアフリー:対象者である障害者を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策
アクセシビリティ:利用しやすさ
ノーマライゼーション:障害者も、健常者と同様の生活が出来る様に支援するべき、という考え方
「史実に忠実」
これは「古い物を大切にする精神」でいいことだと思う。
そこに、「新しい考え方も取り入れる」という要素があったら、「エレベーターが必要」となるやろう。
つまり首相の発言には、これからの考え方が取り入れられていない、ということになりそこが問題。
次に、そういう考え方をしていたとしても、発言しなければまだマシ。
しかし公の場で発言してしまった。
これに関しては、
スピーチライターは、何を考えて原稿を作ったのか。読み上げた首相本人に、判断能力はないのか
仮に自分で考えた原稿でなくても、発言するまでに「ここで言うべきことか?」と考えられたはず。
でもしなかった。できなかった。
発言してしまった。
これが2個目の問題。
言おうとしていることが、自分の心からの言葉なのかを確認することが必要。
言い方を変えると、
目標と信念の整合性を自分の意思で確認する作業が必要。
つまり、
基礎と屋根を柱で繋ぐ。
それをした結果のあの発言なら、首相の人間性に問題がある。
しかしもし、「渡された原稿を読んだだけ」なら先の確認作業をすれば、「言うべきではない」と気づけたかも。
一度発言したことは取り消せない。
反省して修正してこれからに活かすしかない。
今回の事に関係してそうなことをイギリス出身の人がラジオで話していた。
イギリスは自由主義の人が多く、歩行者用の信号が赤でも車のわずかな隙間めがけて横断するとのこと。
車もそれに慣れているからクラクションも鳴らさない。
イギリス人は半分以上がそういう人間、だと言っていた。
そしてそれをアメリカですると、すぐに警官が近寄ってきて罰金を払わされそうになった。
しかし、来たばかりの外国人だと説明すると注意で済んだ。
対して日本。
見通しがよく、車も来てない。
危なくない状況なのに信号が赤だと律義に待つ。
これはこれでやり過ぎでは?と言っていた。
状況判断を自分でできる教育が必要なのではと。
これは「ルールと自由」に関しての話。
そして首相の発言は「思想と状況」又は「公と私」に関して、状況を判断しなければいけなかったのではと思った。
発言するのは自由。
しかし「自由には責任が伴う」と何かで見た。
「自分が正しい」だけではダメですよ、ということを考える出来事やった。