あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

初心

一昨日、西宮のN先生に整体をしてもらった。

それに関することのまとめ。

まず予約の電話。
2コールで出てくれた。早い。
声も穏やかで前向き。
(大先輩O先生はそっけなく、こっちが気を使ってしまう声のトーン)

こちらが「11時以降で90分をお願いしたいのですが」と言うと、
「それでしたら11時か12時か、それか~」と言いかけた所で俺が「11時で」とお願いした。
お客さんの要望に応えようとする姿勢が返事の仕方で感じられる。


お店に入って、始めに書く用紙に記入している間にベッドメイクをしていた。
その間もしゃべりかけてきた。
ここは俺は気を使って話しかけない。
しゃべりながらは書きにくい。


ベッドメイクが終わったんやろう。
「こちらへどうぞ」というけど、書いた用紙をどうしたらいいのか?
荷物はどうしたらいいのか?置き場所は?等のアナウンスがなかった。
これは初めての人はわからない部分。
俺は全てアナウンスするようにしている。


整体中も、知人やからやろうけど、個人的な質問をいくつかしてきた。
これはう~ん迷う所。
俺は質問するとしたら体の事だけ。
しゃべってきたら答えるけど、基本、整体に集中したいし、して欲しい。
でも師匠は「会話が大切」と言っている。


それと面白い経験をした。
整体を受けている最中、電話が鳴った。
N先生はまた2コールで取った。
電話をかけた人に取っては「早くていい」となる。
しかし、ベッドで寝ている俺には声掛けがなかった。

俺は電話を取りに行く時はお客さんに「すいません」と一声かけてからベッドを離れる。
戻ったら「失礼しました」と言う。

それらがないと「放ったらかしにされた」という気になる人もいる。
これはリラクゼーションの時に学んだこと。

ラクゼーションに来るお客さんの方が「お客様」として扱って欲しい人達が多く来る。
だから「手を離す」というのは極力避けるべきと習ったし実際不満が出たのはこの件に関してが多かった。

いくらリラクゼーションと整体は違うとわかっていても、時間をお金で買う以上、「手を離すということは不満の対象になる」と思っておいた方がよさそう。



終了後、「ではお座りください」と言われたけど、どっちに向いて座ったらいいのかがわからなかった。
座ってる時、たぶん気功をしたんやろうけど、説明なし。
次に立った。これまた気功をしたんやろうけど、説明なし。
で、「今日はこれで終わります」と言われて「えっ、あっ、どうも」ってなった。

俺はどっちに向いて座るかも声掛けしてる。
最後に座りながら肩を揉みながらお客さんに状態を説明して、最後は背中を叩いて終了する。
つまり、「これで終わりです」という最後の儀式というか締め作業を行う。


N先生は「えっ、あっ、どうも」ってなってる時に、なにやら色鉛筆で絵に色を付け始めた。
俺はどうしたらいいのかわからなかったから服を整えて、お会計を自分から申し出た。
それらが終わると、色を付けた絵をくれて、整体の内容を説明してくれた。

コレはよかった。
師匠からも「お客さんに模型や絵を使って具体的に説明するように」言われている。

しかし、その前後の段取りがワチャワチャする。
そういえば大先輩O先生の所でもそうなる。

たぶん、N先生はお客さんの「わからない」がわかってないような気がする。
常連さんが多いとついついお客さんに任せてしまうことが多いのでは。

この辺の案内は大手のリラクゼーション屋の方がうまい。



最後に紙をもらった時に説明を受けた。
体の説明とスピリチュアル的なことも。

第7頚椎付近から霊子線(れいしせん)が繋がってると。
「ここではないけど、離れた所から繋がってる」と。

N先生は言わなかったけど、「霊子線が繋がってる」というのは、わかりやすく乱暴に説明すると「自分のことをよく思ってない人の念が飛んできている」ということ。


つい先日「責」の記事で書いた、
体操をしてるといつも「Nさんはちゃんと体操してるんやろうか?いや、してないやろうな」という思いが浮かんでくる。
その思いの裏には「してないのに偉そうに言ってくるな」と思っているんやと思う。

これは、「なぜかNさんを思い出してイラっとする」という話。


これがN先生が言った、「霊子線が繋がってる」という話で納得がいった。
「思い当たる人がいます」というと、「女の人ですか?」と、お互い名前は出さなかったけどイメージで浮かんでるらしかった。

Nさんもこういった霊感のような力がある。
そして大先輩O先生もある。
「N先生もなんやぁ。すごいなぁ」と思ったけど、家に帰ってゆっくり考えると「いいことではない」と思えてきた。


今まで「なんとなく」「たぶんそうなんやろうな」という「ホワ~ン」とした感じから、N先生に言われたことによって「やっぱりNさんが嫌な念を飛ばしているんや!」という確信に変わってしまった。
すると、余計に気になってしまった。

何かの本で読んだ。
「そのことを考えるな」と言われた方が余計に考えてしまう。

師匠が「囚われるから」と言って、そういった関係のことをほとんど口にしない理由を実体験してしまった。


だから俺はそれをお客さんに活かす。
仮に不調の原因が「見えない何かのせい」だとわかったとしても、それを言わずに「どうしたら元気になるのか?」だけを言う。

体操をする。
活動的に生きる。
楽しい事を想像する。

などなど。

知らなくていいことは言わない方がいい。



総じて、N先生は「穏やか」やった。

俺はお客さんを待たせないように、前もって声をかけることが多い。
一応、言い方やタイミングは気にしてるけど、それによってお客さんを焦らせているかも知れないと思うこともチョクチョクある。

だから俺みたいに「お待たせしない」という思いだけでは一長一短なんやろう。

「穏やか」で「お待たせしない」これらを両立してお客さんに対応する。
これが理想やろう。