あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

歯医者での学び

昨日の夜ご飯を食べている時、左下の奥歯が痛かった。
「固い物でも噛んだのかな?」くらいに思っていたら、今朝歯が欠けた。

何か歯に詰まっているような感じになったから鏡を見ると何もない。
詰まりものが外れそうになったのかと思って引っかかるものを引っ張ると歯が一部欠けてそこが抜けた。
ちょっとショックやった。

歯医者に行かなければと思い周辺の歯医者を調べようとネットを見た。
気になったのは「雰囲気」と「銀歯」に関して。

以前、中国で作られている銀歯は不純物が多く混ざっているから気をつけたほうがいいと言われた。
そこを気をつけている歯医者かどうかが気になった。



いくつかの中から決めたのは歯医者が嫌いな人に配慮した歯医者さん。
銀歯のことは書いてなかったけど、他は矯正やインプラントに力を入れているところが多い中、歯医者が恐い俺にはあっていると思った。

さっそく電話するも、対応してくれた受付?の人が残念やった。
ホームページに書かれていることはこの人には伝わっていないような対応やった。

しかも予約が取れたのが1週間後。
痛くはないからそれでいいかと仮予約した。

でもやっぱり納得いかないから他を調べた。
するとホームページはないし、何とか協会に入っててそこに2行ほどの紹介文が載ってるだけの歯医者があった。

親子2代で40年以上続いていることだけわかった。
あまり内容が書いてないからよくわからないけど、この時お客さんから聞いた話を思い出した。



当店に来てくれているのは奥さん。
で、そこのご主人が別の整体屋に通いだしたらしい。

その理由を聞いたら「チラシを見てヘンクツだと思ったから」らしい。
チラシにヘンクツさが出てたらしく、実際行った時も

お客さん「チラシを見て来たんですけど」
店員さん「チラシはウソかも知れんのに」
と冗談で返したらしい。

そんな理由で選ぶ人もいるんだなと思った。
そしたら今回は俺が同じ理由で選んだ。

ホームページはない。
看板も小さい。
店も小さい。
チラシも出してない。

それでも続いてるのだから近所の評判がいいんやろうと思った。
その時、以前にお客さんがこの歯医者を「いい」と言っていたのを思い出した。
近くにあるし、予約ではなく来た順番やから今日見てもらえるからそっちに決めた。

そしたら大正解。
歯医者に行って笑顔で帰ったのは始めて。
昼食時、さっそく横の喫茶店の人たちにもすすめた。


今回の歯医者の何がよかったか。
今自分の店で必要なことを実践していた。
お手本のような接客をしてくれたこと。



師匠からお店について言ってもらってること。

・看板を目立つ物にする。
これはのぼりを買った。

・山吹色のサムエ。
これも以前に一着買った。全部はお金の問題でまだできない。

・店の前のそうじをして挨拶をする。
これが恥ずかしくてできない。そんなことを言っている場合ではないのもわかるけど・・・

・子供が喜ぶ仕掛け。
けん玉を買ってみた。今度積み木も買おうかと思うけど。
これらができるのはそこそこの年齢。そこそこの年齢なら付いてこなくても家で待てるはず。
家で一人で待たせられない子供が喜ぶこと。。。

そしてこの4つ。
・お客さんと会話・対話する。
・説明しながらほぐして、途中でどうですか?とやってる最中から聞いて軌道修正する。
・今は俺からの一方通行になってる。双方向の会話の方がエネルギーが高い。
・ここがこうなってますという説明をお客さんにする。お客さんに絵を描いて説明する。
これらが今回行った歯医者さんでは全てできていた。



まず、受付の人の対応が丁寧。
俺が入った瞬間、足の弱い人がちょうど中に入っていく所やったけど、助手の人が待合の所まで来て付き添っていた。思いやり。
俺の番、先生と助手お二人とも丁寧な挨拶。
荷物の置き場所やスリッパをどこで脱ぐのかなど、始めての人がわからないであろうことを丁寧に教えてくれる。
事前説明も丁寧。
レントゲンがビックリした。今は別室に行かなくても撮れるんや。
今から何します。今何してます。体はしんどくないですか?事前説明や状態の説明、姿勢がしんどくないかなどの配慮の声かけ。
治療中しんどいのはどこも一緒。でもうまかったような気がする。
終了後、こうなればまた来た方がいい。そうでないならこのまま様子見てたらいい。次どうすればいいかの説明も丁寧。

お店を出たときには笑顔で、「次何かあったら絶対にここ」と思えた。


どうも俺は結果だけにこだわってる。
技術にばかり気を取られてお客さんに安心を与えるということをまた忘れていた。
これからは特に新規の人には説明と声かけを心がけようと思えた体験やった。