あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

返し言葉

特にここ数ヶ月、なぜかずっとイライラしている。

運転が荒いバイクや車を見てはイライラ。
こちらがブレーキをかけないといけないくらいの距離・スピードなのに割り込んでくる人・車。
カップルが手を繋いでるのを見ては、いちゃつくなや。(これは昔から)
派手なおばさんを見ては、年相応な服を着ろや。
以前来てくれてたお客さん。俺を見るなり「元気ですよ」まだ何も言ってないやんけ。

小さなことでイライラしてる。
アカンと思ってすぐに消そうとするけど、瞬間に浮かぶ感情はなかなかコントロールできない。



この前の土日は仕事を休んで師匠の講演会や勉強会に参加してきた。

師匠も周りの人も俺に彼女がいないのは知ってる。
だから昼食時には師匠がよくその話で俺をいじる。
でも今回は俺がイライラしてたのもあるし、二日連続ってのもあってちょっと態度に出してしまった。


二日目の昼食。
一日目は来てなかった人が数人いた。

その内の一人が整体の先輩。
もう一人は何度か会ったことがある独身女性。

先輩は俺とその女性を会話させようと話をふってくれたけど、俺はその女性が好きではない。
だから適当にごまかした。

するとまた師匠が俺の話に戻そうとする。
俺「そっとしておいて欲しい」

ここまではまだいい。
昨日いなかった先輩といつもお世話になりっぱなしの師匠からは何を言われても平気。

この後にまだ話を蒸し返した女性は前日にも腹が立った。
内容は俺の薄毛。

その女性は太っている。
師匠から痩身整体(ダイエット)を習っているにも関わらず。

俺は薄毛に対して努力している。
その努力している内容を「これするといいよ」とすすめてくる。
俺は「そんなことは知ってるし、もうやってる。それよりあなたがダイエットしたほうがいいよ」と言いたかった。

つまり「この人からは言われたくない」という人から、「言われたくない内容」を言われて腹が立った。


こんな我慢があっての翌日。
先輩と師匠に「そっとしておいてください」と言った後にその女性がまた俺の話題を蒸し返した。

そこでイラッ。
「また俺の話ですか?」とちょっと強めに拒否した。

そのあとまた別の女性が俺の話題をふってきた。
師匠曰く「かまってもらえるのは幸せ」

そうかも知れないが3回はイヤだと言っているのにしつこい人達。
仏の顔も三度まで。



そんなこんなを考えていると志村けんビートたけしの逸話を思い出した。
神対応とでも言うのか、それぞれの返す言葉が素敵やった。

俺もそんな言葉で返せたら場の雰囲気を壊さなくていいのに。
そう思って彼らの何がいいのか考えた。

それは相手に気を使わせない言葉なんだと思う。
それが咄嗟に言える。


一流の人は相手の助けになるようなことをしてもおごりがなく謙遜してる言葉で返す。

自分がしたいからしただけ。
君がどうこうは関係ない。

優しさがにじみ出るような言葉。

俺も言葉は気をつけないと、と思ってるけど。



俺がイラつく会話の内容と聞きたい内容。

人の体験談は聞いていておもしろい。
自慢でなければ成功談も。
失敗談は笑っていい雰囲気を作ってくれたらなお楽しい。

聞いてもない価値観は聞いていて面白くない。
価値観を押し付けられると腹が立つ。


以前から何となくそれがわかっていた。
かつ自分の体験談がないから会話が出てこないんだということも今回ではっきりわかった。


だから人と楽しい会話をするための解決策は何でもいいから体験すること。
体験するにも「でも」がまず出てくる。


師匠からお店に関して「こういするといいよ」と言ってもらえる。
俺はできない理由がすぐ出てくる。
師匠はそれの解決策をすぐ言ってくれる。

言った後で「しまった」とよく思うんやけど。
頭の使い方を変えなければ。
わかっちゃいるけど・・・