あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

道路でのある親子の会話

子供「事故って何?」
父親「車と車がぶつかったり、人とぶつかったりすることや」
子供「じゃあ海難事故って?」
父親「それは海の事故や」

その時、説明しきれていないと感じたのは俺だけじゃないやろう。


そこで久々goo辞書。
事故とは、思いがけず生じた悪い出来事。

だから交通事故は道路での悪い出来事。
海難事故は海での悪い出来事。

これで納得できるのではないやろうか。



少し前、お店でも子供に説明することがあった。

最近よく来てくれる30代女性のお客さん。
いつもは三女と一緒やけどその時は次男も連れてきた。

お店にはお寺で貰ったカレンダーをかけてある。
カレンダーにはありがたい言葉が書いてある。
7月は「誠実こそ道徳の核心である」

これに次男が食いついた。
「これってどういう意味?」

お母さんはお手上げ。
そこで俺にまわってきた。

一瞬考えて
「ウソをつかないということが生きていく上で大切なこと。」

なんとかわかったようで安心した。
子供に説明するのは難しい。



少し前ヘイトデモが問題になった。
子供にどう説明するかで考えてみた。

「ヘイトデモ・ヘイトスピーチはなぜダメなのか?」

子供が「言論の自由」を知っているかどうかは別にして、言いたい事は言っていいと憲法で守られているのになぜ悪口はいけないのか?
実際ヘイトデモは法律で止められないから道路使用許可も下りてしまった。

それなのになぜヘイトスピーチはいけないのか?

俺の中の結論は「自分がされてイヤなことは人にしない」
だから「お前ら出て行け」と自分が言われたらイヤでしょ?だから言わない方がいい。

ルールよりマナー。
法律で裁かれる悪と「私が選挙費用だと思えば選挙費用だ。」でお馴染み、法律で裁かれない悪。

マナーを問われるニュースが最近多い。



躾とは人に教えられるほど身に付くこと。
それに子供は親の言うことは聞かず、していることを真似するらしい。

ということは子供への躾は、親ができていないことは教えられない。

自分にできないことを人に無理やりさせるのはオシツケ
これうまいこと言うたんちゃう(笑)


5月下旬、北海道でしつけとして小2を山の中に置き去りにした事件。
テレビで誰かが言っていた。
「子供が道路をはみ出して歩いていくか?」

実の親に、あんな山の中に置き去りにされた子供の気持ちがわかるのか?
経験がないなら大人の常識はその時の子供には通用しない。

親から山の中に置き去りにされたら誰だってイヤなはず。
子供が嫌がらない方法で子供が更正する方法を模索するのが大人の成長につながるんやと思う。


映画「ソロモンの偽証」が少し前テレビでやっていた。
少年は自殺なのか他殺なのか。学校裁判によって真実を探す物語。

被告人がどんな人間なのかが裁判の中で暴かれていく。
そして被告人がなぜこういう人物になったのかも物語の中でわかる。


イヤなことをされた人は自分より弱い人にイヤなことをやり返す。



俺の親は人ごみが嫌い。
だから家族でどこかに出かけた思い出が少ない。

行ったら行ったでケンカになる。
俺が疲れたと言ったり、夫婦喧嘩の時もあった。

だから人ごみの中でのマナーを教えてもらった記憶はない。
だから大人になってから苦労しているし、俺もなるべく人ごみは避ける。

もし結婚して子供ができたら、自分がされてイヤだったことはしない。
そしてして欲しかったことをしてあげたい。