あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

批判と反対意見

少し前、ブログに自分の考えを書いたら批判された。
その人のブログを見てもその人なりの考えは書いてなかった。
今はもうブログすら消してしまっている。

前回の記事で反対意見をもらった。
その人たちは自分たちの意見を書いていた。
そして俺の考えを否定はしなかった。

人の意見を非難するのか平行線なのか、俺のショックは大きく違った。



8/5
少し前にテレビ録画していた『永遠の0』を見た。

俺の頭の中は
自民党勉強会での発言」で問題になった作者が書いた物語
というフィルターがかかってた。

見ると戦争を批判しているようにも見えた。
ならあの失言はなんだったのか?
興味が出たから他の人の感想を見てみた。

・・・・・・・
「永遠の0」が本当に伝えたかったこと
私たちは今、毎日同じような時間に、
同じようなスーツをきて、電車に乗って、会社に行って、
みんな同じような生活をしています。
これは、集団意識とは言わないでしょうか?
・・・・・・・

この人は
>この「永遠の0」は、時代のバトンをつなぐ物語なのです。

と書いていた。

もう一つ。
・・・・・・・
永遠の0を観て伝えたい事
太平洋戦争時の日本は、正義でも悪でもない。
日本のした選択は、正解でも間違いでもない。
軍上層部にも一兵士にも、純粋な愛を動機に動いた人も、屈折した心を持っていた人もいた。
これは間違いない。
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この人は
>この世界全体の変化の時代、日本国内が別れている場合じゃない。
過去は冷静に学ぶべきだけれど、それはあくまでより良い未来の為であるべきだ。
平和は否定からは始まらない。
恐れは避ける事では乗り越えられない。
感情的な否定はせず、感謝と反省を同時に持って、より良い未来の為に日本人同士、人間同士手を取り合って進んで行こう。

と書いていた。

結局どんな作者が書こうが、どんな物語だろうが読み取る感想は人それぞれ。

過去から学び未来に繋ぐ。
世界中で平和に向かおうとしている中で、目的が同じ日本人同士が言い合うより協力しあうことが大切だと思った。

しかし、
・・・・・・・
人の振り見て我が振り直せ
俺から見てもBさんは人の意見は聞いてない。
でも、俺から見たらAさんも人の意見を聞いてない。
そして恐らく、Aさんから見た俺もそう。
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目的が同じなのにやり方が違うと言い合いになる。

おそらくどちらも正しい。
そして他国は他国でその人たちが言ってることが正しい、となる。

意見を言い合うということが難しいのだと痛感した。



その次の日、

8月6日、広島は70回目の原爆の日を迎えた。

その日は朝から91歳の女性のお客さん。
最近よく来てくれる。

8/6ということもあって自然と話は戦争の話へ。

歴史も知らないし感想も聞きたかったから聞いてみた。
「あの戦争っていつからですか?」

支那事変からやから昭和12年頃からやな」
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支那事変
1937年から1941年12月8日

太平洋戦争(大東亜戦争
1941年から1945年(昭和20年)8月15日

日中戦争は1937年から1945年までの戦争を指すことが一般的

Wikipediaより
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つまり1937年から1945年までの約8年間戦争状態にあったんやろう。

数十分、話を聞いたくらいではわかったつもりにもなれなかった。

この時は自分の意見も思想もなかったんやろう。



トルーマンのお孫さんがテレビにちょくちょく出ていた。
彼は「謝罪ではなく和解したい」とのこと。
そして、「被爆者から謝罪を求められたことはない。ただ事実を言ってくれた」そうな。

しかし、日本の若い人たちからは彼に謝罪を求める声もあるそうな。
被害国の国民としてはわかる気もするけど、これを見たとき過去の記事を思い出した。

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「安い土下座」と「謝らない」のはどっちがいいか?
マイク・モチヅキさん
「もう十分だ。未来志向で行こう」と言うのは被害者の側であって、
日本人はまず「私たちは忘れない。過ちを繰り返さない」と言い続けるべきだ。
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この時、この考え方に納得した。

ということはアメリカに対しては謝罪を求めたい気持ちはあるけど未来志向で行こうというのがいいのでは。

被害者が謝罪を求めるのではなく未来志向になることが大切。
それを日本はしている。

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被爆者が、単なる被害者としてではなく、“人類の一員”として、今も懸命に伝えようとしていること
長崎市長 田上富久
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アメリカ「落としてよかった。早く終わった」
日本「何をいうてんねん。被害者増えた」

トルーマンのお孫さんは、きのこ雲の下で何が起こったかを伝えている。



今日から川内原発1号機が再稼働。
地元は抗議と歓迎らしい。

賛成の人にとっては安全<経済なんやろう。


師匠
坂本龍馬はお互いの欲しい物に目を向けさせて薩長同盟を実現した。
つまり戦争<経済。

今の日本と中国にこの関係は成り立たない。
経済力も中国の方が上。

その次にくるのがアニメや歌手などの文化だという。
つまり戦争<経済<文化。


そういった交流のために必要なのはこの人の意見だと思う。
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複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても。
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例えば女の子には優しくてもお店の店員さんには威張る人など、
相手によって態度を変えるのは男女の間では嫌われる性格だとインターネットで見た。

それは国と国でも同じだと思う。
相手が話を聞かないから態度を変えるのではなく、
どの国に対しても軍事以外の方法で支援と交渉を続けるのが大切だと俺は思う。


集団的自衛権は反対意見の方が多いと思う。
原発再稼動も反対の方が多いと思う。

でも、数が多いほうが正しいとも限らない。
それは強行採決でよくわかった。

では何が正しいのか。

少数意見を切り捨てるのではなく、
自分の言いたいことだけ言うのではなく、
相手の気持ちや環境を察しようとすること、なのかも知れない。