あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

継承

平成30年7月豪雨」と命名された今回の集中豪雨。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、行方不明の方達が一刻も早く見つかることをお祈りします。


少し前にネットで「勉強の必要性を子供に聞かれたらなんと答えるか?」というような記事を読んだ。

一番初めに思いついたのは、以前テレビで島田紳助さんが「なぜ勉強するのか」について自分の子供に説明した内容。
「将来の選択肢を広げるため」

別件で木村草太さんが書いていたのもよかった。
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法は、人類の失敗の歴史から生まれたチェックリストだ。
憲法は、国家が権力を濫用し、人々を苦しめてきた歴史から、国家の失敗を防ぐ工夫を定めたリスト。
民法は、人々の生活の中で生じやすいトラブル集とその解決基準。
刑法は、よくある犯罪集とそれへの適正な刑罰の目安を定めたリストだ。
・・・・・・・
つまり勉強するのは人類の思いを繋ぐため。

「なんのために勉強するか?」
それは自分の可能性を広げるためでもあり、人類の思いを繋ぐため。



つい先日、何で見たか忘れたけど高校に行かずに画家として生きることを決めた人が紹介されていた。
「やりたいことがあるなら高校に行かなくていいのではないか」と父親に言われて決めたらしい。

これからはこういう風に、「好き」と「得意」と「食べていける」が合わさるなら、今までのような学力はあんまり関係ないんじゃないかと思う。
記憶と計算はAI技術に適わない。
AIができないことを専門的に磨いていった方が絶対楽しいし食べていける気がする。



漫画ワンピース。
Dr.ヒルルクは医学知識は乏しいが愛情に溢れた医者。
Dr.くれはは医学知識に長けているけど優しさがなくお金をむしり取る医者。
その二人の意志を継いだのがルフィの仲間、トニートニー・チョッパー
医学知識に長け、愛情に溢れるいい所だけ継いだ医者。

その愛情の師匠、Dr.ヒルルクの死に際のセリフ。
人はいつ死ぬと思う…?
心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う。
不治の病に侵されたた時…違う。
猛毒キノコのスープを飲んだ時…違う!!!
…人に忘れられた時さ…!!!



亡くなられた方の思いを受け継ぐ人間がいれば、その人は人から忘れられることはない。
つまりいつまでも心の中で生き続ける。

教科書の1ページに書かれていることは、ある人が一生をかけて導き出した答え。
そう思うと少しは勉強が好きになってたかも。

誰かの為に、という思いがあれば人は強くなれる。